カーニバル
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甲を装備している少女は優しくアーネットの頭を掴んだが、その表情は危ういモノだった。
ここの少女たちは物騒だな。
だが、見ぬ振りも出来ないので助けることにした。
ふっ・・・・!!
「あら………?」
「おーい、探し人はコレか?」
俺は高速移動し本人に気付かれぬように手甲を叩き、緩んだ瞬間、彼女(アーネット)を救った。
「大丈夫か、えっと、名前は………アーネットだったよな?」
「え、あ、はい。有難う………ございます………」
「立てるか?」
立てるかどうか、聞こうとするが恐怖が体を支配していて立つことすらままならない状態らしい。
「………ちょっと掴まってろ」
シュンッ!
「……悪いんだが、彼女を頼んだ」
「え? ええ!? え、ちょっ、さっきあそこに居たんじゃ!??!」
「移動術は早めに覚えとかないと、高速戦闘に対応できんぞ? じゃ、そう言うわけだから」
そして、アーネットをエリザベスに預けて、獣(シフォン)と対峙した。
「お前のその行動には、あまりにも粗すぎる。虐殺ってのはな、有りあらゆるモノを残酷に殺していくんだよ。だが、そういうのにも人を惹き付ける何かが出てくるモノだが、お前にはそれがない。―――――だからこそ、見ていると腹が立つ」
「では、貴方と戦えば、何かしら意味が見つかるんですね? それなら………」
そう言った後、獣は目の前から消えた。
だが、俺にはヤツがどこに出てくるか分かってる、独特な気配が滲み出ていることが分かる。
その気配が後ろから滲み出ていた。
後ろに手を回して、顔を掴んだ。
そして、俺は………
「後ろに突っ立ってんじゃねぇ」
ボゥンッ!
「………ぐっ!?」
掴んだ後、握り潰すと同時に炎が獣を襲い、その場で体勢を崩してした後、“SUPERCANSEL”のヒートドライブを繰り出した。
「オラァ!!」
「………がっ!?」
ボォン!!
“DREAMCANSEL!!!!”
“チェーンドライブ”
「オラオラオラオラァ!!!」
ドゴッ、バキ、ドガガガッ!!
右手を突き出し、高速で突進した後、すぐに振り向いて腹に突進しながら肘打ちをねじ込んだ後、ジャブ、ストレート、ローキック、ハイキック、ブローの高速乱舞を叩き込んだ。
「ラァ!!」
ドンッ!
ボボォンッ!!
乱舞の〆に顎に強烈なアッパーを繰り出して、そのままかち上げると炎が地面から噴き上がった。
獣が吹き飛ばされて、落ちてくる間に右手の拳を燃え上がらせ
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