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スーパーヒーロー戦記
第36話 紅い光
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「覚悟するが良い! このガラガランダ様は貴様等を苦しめたイカデビルとは一味も二味も違うぞ!」
「あぁ、そうかい! 生憎俺は濃い味が好みでねぇ。味見させて貰うぜ!」

 冗談交じりに一文字が言う。その言葉が皮切りとなりダブルライダーとガラガランダの激戦が始まった。

「先手必勝!」

 言葉と同時に2号ライダーの右拳が放たれる。ライダーパンチだ。しかし、その拳をガラガランダの腕に供えられたガラガラヘビの尻尾が捕らえる。

「何!?」
「言った筈だ。俺様はイカデビルとは一味も二味も違うと!」

 掴んだ腕を振り回し2号ライダーを地面に叩き付ける。凄まじい衝撃が全身を駆け巡ってきた。

「がぁっ!」
「一文字!」
「余所見をするな! 本郷猛!」
「!!!」

 一瞬の隙を突き、今度は1号ライダーの首に例の尻尾を巻きつかせ、頭上で振り回し、同様に地面に叩き付ける。

「ぐぉっ!」
「見たか! 所詮貴様等仮面ライダーなど俺様の敵ではないのだ!」

 片膝を付くダブルライダーに向かい勝ち誇るガラガランダ。明らかにガラガランダの強さはイカデビルのそれを上回っていた。油断ならない相手である。

「くっ、ショッカーライダーの際のライダー車輪でエネルギーを使いすぎたか…」
「それにこいつの言う通り、一味も二味も違いやがる…偉い強いぜ」

 先ほどのショッカーライダーとの戦いでかなりのエネルギーを消耗してしまった今のダブルライダーにとってはかなり厳しい相手であった。しかも相手はショッカーの最高幹部。かつての死神博士ですら彼よりも下だったと言う。それ程の相手と今対峙しているのだ。

「フハハ、やはりショッカーライダーとの戦いでかなり消耗したようだな。今日この地で果てるが良い! 仮面ライダー」

 手についた尻尾を所狭しと振り回してくる。その尻尾はどうやら伸縮自在ならしく部屋の隅まで伸びてくる。その伸びた尻尾が壁の異たる所に当たり砕いていく。恐ろしい破壊力だった。

「ぐぉっ!」
「づぁっ!」

 その尻尾の一撃がダブルライダーを吹き飛ばす。吹き飛ばされたライダー達が壁に叩き付けられた後地面に倒れこむ。

「どうだ、仮面ライダー! 大人しく負けを認めろ。貴様等が俺様に勝てる確率はゼロなのだからなぁ!」
「確かに勝率は低いだろう…」
「だが、ゼロじゃねぇ!」

 よろけながらもダブルライダーは立ち上がった。体中傷だらけになっており既に体内のエネルギーは殆ど無い。
 それでも彼等は決して負けない。その心に正義がある限り彼等は決して倒れないのだ。

「本郷、こうなったら残ってるエネルギー全てを使って奴を倒すぞ!」
「あぁ、最早後先考えてはいられない! これで決めるぞ!」
「何をするか
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