閑話ー現実と仮想の演舞ー
29.SAO・アインクラッドの軌跡 序
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っぱりSAOのプレーヤーのシュウくんなの?」
「そ......それは.....」
少し言葉につまる。
「ま、まあ、見てからのお楽しみってことで」
「そうだね。その日は部活休んで行くから頑張ってね」
リーファは笑顔で微笑み俺の頭を撫でる。
「う、うん。........頑張るよ」
二〇二五年十月二十五日 演劇ホール
集也くんやお兄ちゃんが通う学校から徒歩五分くらいの距離にある演劇ホールで今日、舞台が開催される。
演劇ホールの前には、多くも人で混んでおり大盛況だ。私は、集也くんからもらった招待状で列に並ぶことなく直ぐに演劇ホールに入ることが出来た。演劇ホールに入り、指定された席を探すと男の人の声がする。
「おーい、リーファ。こっちこっち」
声のする方には、いつものように頭に赤色のバンダナを結び、スーツ姿の男性、クラインさんの姿が。
「クラインさんも呼ばれてたんですね」
「そりゃそうだ。俺たちだってこの舞台に手伝ったんだからな。呼ばなかったらあいつらを恨むぜ」
冗談半分でクラインさんが言ったのち、親指を立て後ろを指す。
「俺だけじゃないぜ。他のみんなもいるぜ」
そこには、SAOメンバーのエギルさん、サーシャさん、ユリエールさん、シンカーさんの姿も。
私も席に座り込み舞台が始まるのを待つ。指定席は、ものすごく舞台が見やすい二階の最前列の席で集也くんやお兄ちゃんの姿がよく見える。
少し待つと、ブー!、という上演の音がし、アナウンスが響き渡る。
『本日は、ご来場いただきまことにありがとうございます。まもなく、《SAO・アインクラッドの軌跡》が始まります。もうしばらくお持ちください』
アナウンスが終わるとすぐに舞台にかかっていた幕が上がりいよいよ始まった。
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