第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第五章 オレンジギルド
第34話 作戦
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(自分で子供に見える事を認めるのは嫌だけど)のプレイヤー二人がしていたら、さっき男達が話していた内容からして、そのリーダーが見逃すはずがないと思ったのだ。
なので、シリカが《竜使いシリカ》である事を知られてはいけない為、偽名を使い、髪型をおろしてもらい、ピナを服の中に入れて顔だけ出してもらっている。……これなら近くで見ない限り、使い魔がいると分かっても《フェザーリドラ》とは分からないだろう。
あと、俺は名前は知られて無いはずなので、シリカが名前を出してもOKだった……けど、シリカに名前を呼び捨てにされると、何かヘンな感じだなぁ。
ちなみに、アイテムの話はアルゴに聞いて、話した内容に関しては嘘半分だ。
いや、正確に言うと『死んだ使い魔の主人が行かないとゲットできない』と言われてるけど、実際に取りに行ったプレイヤーがまだ居ない為か良く分からない……だそうだ。それと、お金の事は本当な。
二階に上がり部屋に入る同時に、キリトはさっきあげたドーナッツを食べ終わったとこだった。
そして食べ終わってから俺達に気付き、
「お帰り……どうだった?」
「まだ分からん。でも、手ごたえはあった」
言葉をかけてくるキリトに素直に感想を返して、キリトの近くのテーブルに買ってきた食べ物を置く。
「ほら、まだ夜ご飯食べてないだろ? 食べようぜ」
「なに、シュウたちの奢り?」
「バカ……キリトが食べた分だけお金は貰うよ。ちゃんと全部、値段覚えてるし」
「……マジかよ……まぁ良いけどさ。それじゃあ、貰うぞ」
そう言ってキリトは食べ物を取り、その後に俺達も取って食べ始めた。
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ご飯も食べ終わって少しした頃、俺とキリトの《索敵》でゆっくりと歩くプレイヤーを見つけた。
…こんなに不自然な歩き方をして、自分の部屋に戻る奴はいないだろう。だとすると……
「来たな……シリカ、俺に合わせろ」
「はい」
そう言って俺達は全員黙り、そいつが来るのをキリトは俺のベット、俺とシリカはドアの前で待つ。
そして近づいてきたと分かり、またさっきの演技を再開する。
「ケーコ、明日は朝ご飯食べたあと行こうぜ」
「そうだね。それじゃ、もうそろそろ寝ようか……でも、その前に……」
シリカが言葉をちぎるのと同時に、俺とシリカは入り口から同時に出て、
「「……外にいる人に帰ってもらってからだ(ね)!!」」
と言うと、もう外にいたであろうプレイヤーは階段を下りているところだった。
……カンがいいな。俺達が出てくるのが分かったみたいだ。
そして再び部屋に入りキリトに向けて、
「キリト、明日はお前は先にこの宿屋を出てくれ。《思い出の丘》には、後(あ
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