第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第五章 オレンジギルド
第34話 作戦
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ドがいるのに違いはない……のだが、ココで俺がドアを《解錠》スキルで開けて(宝箱を開ける為にダンジョンで上げていた)、男達を捕まえても良いんだけど、それじゃあ全員が揃う前に他のメンバーに知られて、逃げられる可能性がある。…《回廊結晶》も一つしかないしな。
……仕方ない。全員集める為に俺達の誰かが囮になって、犯罪者を誘き出すか。
その為には早く《風見鶏亭》に帰って、俺達の誰かがターゲットよりレアアイテムとコルを持っていること、または取りに行くことを知らせないと。……それに弱そうじゃなきゃ襲ってもこないけど……これは俺達は全員OKだろう。それに俺とシリカは今、いつもの装備じゃないし。
となると、早く知らせた方が良いな。
そう思い、帰る道を走り出してから、走りながらウィンドウを出す。……そして、シリカに夫婦だけが使用可能な、《音声通話》…いわゆる電話をかけた。
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シュウさんに『ちょっと待ってて』と言われて、ベンチで待つこと10分。
あたしはキリトさんと並んでベンチに座り、《長期クエスト》のことなどを話していた。……《長期クエスト》に関して話してはいても、《フィールドボス》などの話し難い話はしてないけど。
「へ〜、だから暫くフレンドリストから探しても、居場所も分からなかったんだな」
「そうなんですよ」
「……そういえばシリカ、一つ聞いて良いか?」
そんな話をしていると、キリトさんがあたしに少し聞きにくそうに聞いてきた。
「なんですか?」
「シュウがいないから聞くけど……シリカはシュウのドコを好きになったんだ?」
「……へ?」
キリトさんの予想もしていなかった質問に、ついヘンな声を出してしまった。
いったいどうしてキリトさんは、こんな事を聞いてきたんだろう。
「えっと……突然どうしたんですか?」
「いや、別にヘンな意味はないぞ。……ただ、結婚までいくカップルは少ないから、気になっただけで…」
「ああ、そういう事ですか」
確かにそう言われるとあたしも、知り合いに結婚した人がいたら同じような質問をしたかもしれない。
けど、結婚した理由と言われても……
「理由は……勢い……ですかね」
「……勢い?」
「はい……だってシュウさん、あたしに告白すると同時にプロポーズしてきたんです。……だから、その告白された嬉しさに勢いがついて、結婚……ですかね」
「……本当に勢いだな。それは…」
本当はあたしから告白したり、他にも色々の理由は有るんだけど……そこは伏せておく事にした。
「あと、好きになった理由でしたっけ? う〜ん、口にするのは難しいんですけど……シ
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