プレリュード
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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
プレリュード
バルマー帝国、そして宇宙怪獣達との死闘を終えた地球の覇権を掌握したのはティターンズであった。だが彼等はその高圧的なやり方が反発を受けロンド=ベルとの戦いに敗れ退けられた。ジャミトフ=ハイマン及びバスク=オムの生死は不明だが少なくとも地球には存在しなくなった。それと共にティターンズも宇宙に引き上げ彼等はセダンの門において集結し独自の勢力を維持するだけであった。
ロンド=ベルは一時行方不明となっていたがやがて戻って来た。そして彼等は岡長官が管轄する環太平洋区を中心として地球圏を防衛する任務を与えられていた。指揮官はブライト=ノア、アムロ=レイに委ねられそこにマクロスも協力する形となっていた。ブライトは大佐、アムロは少佐にそれぞれ昇進し彼等の権限もそれと共に強化されていた。
それと共に人類の社会は再び復興に向かっていた。危惧されていたブラックホールの衝撃波も回避され太陽系は平穏な時代を迎えたように思われていた。火星にも再び移住が計画され選抜された開拓チームが派遣された。月にも軍が置かれ司令官として能力、人望共に厚いギルトール大将を置いた。だがこれが誤算であった。
実はギルトールは連邦軍の中で危険人物と目されていたのだ。それは何故か。彼が切れ者だからである。そしてそれだけではなく人格にも優れ理想にも燃えていた。それは連邦政府のそれとは異なる理想であった。
月に到着した彼はすぐに行動に移した。すぐさま月の全権を掌握すると独立を宣言し、自ら臨時政府の主席、国防長官に就任し元帥になった。彼はあくまで月の市民達の権利の保護を主張し、それは月の市民達の絶大な支持を得た。戦いの度に微妙な立場に置かれ、翻弄されてきた月の市民達にとってギルトールは彼等を導くべき理想の指導者であったのだ。例えそれが独裁的なものであったとしても。
それに呼応してネオ=ジオンも活動を再開した。彼等はアクシズを奪回し、そこに勢力を築いた。そしてミネバ=ザビを盟主、ハマーン=カーンを摂政として連邦政府に宣戦を布告した。平和に向かうかと思われた人類社会は再び戦乱に包まれようとしていた。
悪いことは重なるものである。それと共に地球、とりわけ極東地域において再び怪しげな者達の活動がはじまったのである。
今回はミケーネ帝国、そして恐竜帝国という爬虫類から進化したハ中人類達の国家であった。
こうした状況を受けて連邦政府内でも強硬派が台頭するのは当然であった。とりわけ地底勢力からの脅威に晒されようとしていた極東地域、そして環太平洋地域においてはそれが顕著であり穏健派の岡に変わって連邦軍の中でもジャミトフですら鼻白むと言われた過激派三輪防人が環太平
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