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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
戦士達の旅立ち
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めた。
「俺は東南アジア、フィリピンに行きます」
「この前地震があったな」
「はい、それの救助に向かいます」
 これもライダーの仕事の一つであった。
「俺達のこの力はそういった時の為にもありますから」
「その通りだ」
 立花はそれを聞き頷いた。
「わかっているのならいい。思う存分やって来い。そして一人でも多くの人を救うんだ」
「はい」
 結城もそれに返すようにして頷いた。
「行って来ます」
「私もすぐに行きますよ」
 竜が結城に対して言った。
「貴方も」
「はい。お一人じゃ何かと厳しいでしょう。人は多い方がいい。違いますか」
「確かに」
 結城はそれを受けて微笑んだ。
「じゃあお待ちしていますよ。是非ともお願いします」
「はい、期待していて下さい。それでは」
「ええ」
 結城も別れた。神も。
「御前が次に行くのは何処だ」
「キューバです」
 彼は答えた。
「あの海で海難事故が相次いでいますから。原因を突き止めてそれを収めて来ます」
「海か。御前にはおあつらえ向きのところだな」
「ええ。それが何なのかはわかりませんがね」
 彼は笑顔でそう答えた。
「何が出ようと恐れはしませんよ。それは安心して下さい」
「馬鹿野郎、しみったれたことを言うな」
 立花はその言葉を笑い飛ばした。
「御前にはいつも心配させられてきたんだ。今更何を言ってやがる」
「あれっ、そうだったんですか」
「そうだよ。だから今更そんなことを言う必要はない。わかったな」
「はい」
「それに私も行くからな」
 ここで志度が出て来た。
「博士」
「君一人じゃ何かと辛いだろう。それに」
「それに?」
「あの辺りの生態系にも興味があるんだ。科学者としてもお願いしたいのだが」
「ええ、いいですよ」
 神はそれを快諾した。
「では行きましょう。確かに一人より二人の方が何かと都合がいいですし」
「うむ」
 こうして神も去った。次はアマゾンであった。
「御前はやっぱりアマゾンか」
「違う」
 だが彼は立花の問いに首を横に振った。
「アマゾン今度はアメリカに行く」
「アメリカ!?また意外だな」
「アメリカと言っても色々ある。アマゾン今度はロッキーに行く」
「ロッキーにか」
「うん。あそこで何かトカゲと人の合の子みたいなのが出ている。そして人襲っているらしい。アマゾンそれ本当なら許せない」
「そうだな」
 それは立花も聞いていた。アメリカではチュチェカブラという謎の生物が蠢いているという噂があるのだ。
「それ調べる。そしてもしそれ本当ならアマゾンそいつやっつける」
「そうか、わかった。だが御前一人じゃないだろう」
「おう、俺らが行くよ」
 ここでモグラ獣人が前に出た。
「アマゾン、行こうぜ」
「モ
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