バダン最後の日
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「さて、ライダー達よ」
サザンクロスはライダー達と対峙しつつ言った。
「来ないのか。まさかわしに臆したわけではあるまい」
「何ッ」
これにはストロンガーやアマゾンがまず反応した。だがそれをダブルライダーが止めた。
「待て、これは挑発だ」
「しかし」
「むざむざ相手の挑発に乗る必要はない。いいな」
「クッ・・・・・・。わかりました」
彼等は渋々ながらもそれに従った。そして矛を収めた。
「フフフ、チームワークは変わってはおらんな」
サザンクロスはそれを見て満足そうに笑った。
「だがそれではわしに勝つことはできんぞ」
「それはどうかな」
しかしライダー達も怯んではいなかった。
「それを今から証明してみせようか」
そしてこう言った。サザンクロスはそれを受けてもやはり笑っていた。
「面白いことを言うな、やはり」
その周りにいる戦闘員達が前に出て来た。
「どのみち貴様等をここで止めなくてはならん。覚悟はできているな」
「それはこちらの台詞だ」
やはりライダー達は強気にこう返してきた。両者の間合いが詰められていく。
「行くぞ」
「来い」
互いにそう言い合った。遂にサザンクロスとライダー達との戦いの幕が切って落とされた。
まずは戦闘員達が前に出る。それには立花達が向かって行った。
「こいつ等はいつも通りわし等に任せろ!」
「御前達はサザンクロスをやれ!」
そして彼等は戦闘員達の前に立ちはだかった。ライダー達はそれを受けて頷いた。
「済まない!」
「おやっさん達、頼みます!」
「おう、任せとけ」
彼等はニヤリと笑ってこう言った。
「そのかわり、頼むぞ」
「はい」
ライダー達はそのまま前に進む。そこにはサザンクロスが仁王立ちしていた。
「来たか、ライダー達よ」
彼は自信に満ちた顔で悠然と立っていた。
「今こそ見せようぞ、復活したサザンクロスの力」
そう言いながら右手の鞭を振りかざしてきた。そしてそれを動かした。
「ムン!」
それでライダー達を撃たんとする。だが彼等はそれより前に動いていた。
「甘いっ!」
一斉に上に跳んでそれをかわした。それぞれサザンクロスを取り囲むようにして着地する。
「囲んできたか」
サザンクロスはそれを見渡した後でそう言った。
「さて、次はどうするつもりだ」
「それは決まっている」
ライダー達はすぐにそう答えた。
「行くぞ!」
「これがライダーの真の力だ!」
そして一斉に動いた。サザンクロスめがけて総攻撃を仕掛けてきたのだ。それでもサザンクロスの余裕は変わりはしなかった。
「面白い」
彼はそう呟いた。
「こうでなくては面白くとも何ともないわ」
「まだ言うか!」
まずはX3がパンチを仕掛けてきた。サザンク
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