バダン最後の日
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ない」
「ほう」
サザンクロスはそれを受けて目を細めた。
「ではどうするのだ?やってみせるがいい。そして見事わしを倒してみよ」
「言われずとも!」
「貴様を倒す!」
ライダー達は再び動きはじめた。サザンクロスの周りを走りだす。
サザンクロスは微動だにしなかった。ただ彼等が来るのを待っていた。
「ククク」
笑っていた。笑いながらライダー達の動きを見ているのだ。
鞭を振るってきた。それでライダー達を撃ちにかかる。
「トォッ!」
ライダー達はそれをかわす。しかしダメージのせいか動きが鈍かった。
「どうした、動きが遅くなっているぞ」
それはサザンクロスにもわかっていた。そしてそれを受けて挑発するように言う。
「おのれ・・・・・・」
それを受けて憤るライダーもいる。X3やストロンガーだ。だがそれを他のライダー達が止める。これはダブルライダーであった。
「焦るな、焦ったら奴の思う壺だ」
「しかし・・・・・・」
「わかったるだろう、いいな」
「クッ、わかりました」
彼等はそして落ち着きを取り戻した。そして再び動きはじめた。
「それがチームワークというものか」
サザンクロスはライダー達のやりとりを見て興味深げにそう言った。
「中々面白いものだ。だがな」
その声も目もやはり笑っていた。
「それだけでは勝てはせぬ。わかっているな」
「それはどうかな」
だが一号がそれに反論した。
「何!?」
「仮面ライダーの本当の力は全員が揃った時に発揮されるということだ」
今度は二号がそう言った。
「そう、そうやって俺達は今まで死地を乗り越えてきた」
X3はサザンクロスから目を離さない。
「そして貴様等に勝ってきたのを忘れたとは言わせない」
ライダーマンがそれに続く。
「そして今も」
]がサザンクロスを見据えながら言う。
「勝つ!」
アマゾンが吠えた。
「この命ある限り」
ストロンガーの身体に超電子の力がみなぎっている。
「貴様等の野望が適うことはない!」
スカイライダーも駆けていた。
「今からそれを証明してやる!」
スーパー1の銀の拳が光った。
「行くぞサザンクロス!」
ゼクロスがその正面にやって来る。
「もう一度貴様を倒す!」
ライダー達が跳んだ。回転しながら彼等は光となる。そして空中で十の光が交差した。
「何ッ!」
サザンクロスはその光に目が眩んだ。だがすぐに態勢を立て直し身体中から黒い光を発する。
しかしそれは全く通用しなかった。光と化したライダー達はその黒い光をことごとく弾き返してしまったのだ。
「喰らえ・・・・・・」
ライダー達の声が木霊する。
「ライダァーーーーーライトニングアタァーーーーーーーック!」
一斉に体当たり
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