暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
バダン最後の日
[3/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ない」
「ほう」
 サザンクロスはそれを受けて目を細めた。
「ではどうするのだ?やってみせるがいい。そして見事わしを倒してみよ」
「言われずとも!」
「貴様を倒す!」
 ライダー達は再び動きはじめた。サザンクロスの周りを走りだす。
 サザンクロスは微動だにしなかった。ただ彼等が来るのを待っていた。
「ククク」
 笑っていた。笑いながらライダー達の動きを見ているのだ。
 鞭を振るってきた。それでライダー達を撃ちにかかる。
「トォッ!」
 ライダー達はそれをかわす。しかしダメージのせいか動きが鈍かった。
「どうした、動きが遅くなっているぞ」
 それはサザンクロスにもわかっていた。そしてそれを受けて挑発するように言う。
「おのれ・・・・・・」
 それを受けて憤るライダーもいる。X3やストロンガーだ。だがそれを他のライダー達が止める。これはダブルライダーであった。
「焦るな、焦ったら奴の思う壺だ」
「しかし・・・・・・」
「わかったるだろう、いいな」
「クッ、わかりました」
 彼等はそして落ち着きを取り戻した。そして再び動きはじめた。
「それがチームワークというものか」
 サザンクロスはライダー達のやりとりを見て興味深げにそう言った。
「中々面白いものだ。だがな」
 その声も目もやはり笑っていた。
「それだけでは勝てはせぬ。わかっているな」
「それはどうかな」
 だが一号がそれに反論した。
「何!?」
「仮面ライダーの本当の力は全員が揃った時に発揮されるということだ」
 今度は二号がそう言った。
「そう、そうやって俺達は今まで死地を乗り越えてきた」
 X3はサザンクロスから目を離さない。
「そして貴様等に勝ってきたのを忘れたとは言わせない」
 ライダーマンがそれに続く。
「そして今も」
 ]がサザンクロスを見据えながら言う。
「勝つ!」
 アマゾンが吠えた。
「この命ある限り」
 ストロンガーの身体に超電子の力がみなぎっている。
「貴様等の野望が適うことはない!」
 スカイライダーも駆けていた。
「今からそれを証明してやる!」
 スーパー1の銀の拳が光った。
「行くぞサザンクロス!」
 ゼクロスがその正面にやって来る。
「もう一度貴様を倒す!」
 ライダー達が跳んだ。回転しながら彼等は光となる。そして空中で十の光が交差した。
「何ッ!」
 サザンクロスはその光に目が眩んだ。だがすぐに態勢を立て直し身体中から黒い光を発する。
 しかしそれは全く通用しなかった。光と化したライダー達はその黒い光をことごとく弾き返してしまったのだ。
「喰らえ・・・・・・」
 ライダー達の声が木霊する。
「ライダァーーーーーライトニングアタァーーーーーーーック!」
 一斉に体当たり
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ