決戦
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を突破しないと首領のところへは行けませんよ」
「あ、ああそうだったな」
彼等はその言葉で戦場に心を戻した。
「では行くぞ。あらためてな。御前は後方に回っている奴等を頼む」
「はい」
「二体だがいけるな。攻撃を止めるだけでいいからな」
そこにいるのはクモロイドとヤマアラシロイドが変身した金のゼクロスと銀のゼクロスであった。
「大丈夫ですよ。それどころか」
「それどころか!?」
「あの二体も俺が倒しますよ」
彼は不敵な声でそう答えた。
「馬鹿な。無茶をするな」
「心配御無用、無茶がライダーでしょう」
「しかし」
それでも彼等はゼクロスのことが心配でならなかった。それだけ彼のダメージは深刻な筈であるからだ。
「では行きましょう」
「いいのか」
「勿論ですよ。その為にここまで来たんですから」
「そうか。ならわかった」
もう彼等はそれを止めることはしなかった。
「では行くがいい。そして勝て!」
「はい!」
ゼクロスは頷くと自分自身に向かって言った。金色と銀色の姿をした二人の自分に。
「フン」
金のゼクロスはそれを見て鼻で笑った。
「聞いたか、同志よ」
そして隣にいる銀のゼクロスに対して言葉をかけた。
「ええ」
銀のゼクロスはそれに頷いた。
「どうやらきついお仕置きが必要ですね」
「うむ」
彼はそれに頷いた。そして身体を屈めた。
「どちらが先に行く?」
「それは決まっています」
彼はその問いに余裕を以って答えた。
「早い者勝ちです。それ以外にありますか?」
「フフフ、バダンの掟だな」
「その通り。獲物はより強い者が手に入れる、それだけです」
「ならばそうしよう。私としても異存はない」
「そうこなくては。では行きますか」
「うむ」
彼等はそれぞれ跳んだ。そしてゼクロスに向かって来た。
「来たな」
ゼクロスはそれを見ながら呟いた。
「こちらとて望むところ」
そしてナイフを取り出す。敵も取り出してきた。
「来い!必ず勝ってやる!」
そう叫ぶと切り込んだ。忽ち激しい戦いがはじまった。
ライダー達はそれぞれのゼクロスと戦いを続けていた。一号は青のゼクロスと、二号は黒のゼクロスと、X3は白のゼクロスと、ライダーマンは緑のゼクロスと、]は橙のゼクロスと、アマゾンは茶のゼクロスと、ストロンガーは黄のゼクロスと、スカイライダーは紫のゼクロスと、そしてスーパー1は灰のゼクロスとそれぞれ戦っていた。どれも互いに譲らぬ状況であった。
だが次第に形勢が明らかになってきた。ライダー達がゼクロス達を押してきていたのだ。
「ぬうう」
ゼクロス達は自分達が劣勢になってきたのに対して次第に焦りを覚えていた。だがそれはライダー達にとっては有り難い
ことであった。
そ
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