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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
決戦
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っぷりとな」
 青いゼクロスもそれに続き爆弾を取り出す。トカゲロイドの声で語りながら。
「受けてみる?」
 茶色のゼクロスもそれに続く。女の声、そうカマキロイドの声で。
「容赦はせぬぞ」
 最後に金色のゼクロスが言った。クモロイドであった。
「望むところだ」
 ライダー達はそれに臆することなく返した。その目の光は強く、輝いていた。
「ゼクロスと同じ姿か、面白い」
「もっともそれで能力まで同じとは限らないがな」
「何!?」
 これには全てのゼクロス達が声の色を変えた。
「それはどういう意味だ」
「そのままだ」
 これにスーパー1が言葉を返した。
「ゼクロスは村雨良が変身してはじめてゼクロスとなる、そう言ったのだ」
「では我々はゼクロスではないというのか」
「そう表現する以外にどう言えばいいのか俺にはわからんな」
 ]もここでそう言った。
「姿は同じでも中身が違えばその力も違うということだ」
「では我々がゼクロスより劣っているとでも言うのか」
「聞こえなかったようだな」
 ストロンガーが言った。
「その通りだ。少なくとも貴様等は心でゼクロスに負けている」
「戯れ言を」
 それを聞いたゼクロス達の声が怒りに満ちていく。
「裏切り者と我々を比べるだけでも許せぬというのに劣っているとさえ言うのだ」
「フン」
 X3がその声を鼻で笑った。
「貴様等は他のどの者にもそれは負けている。何故なら貴様等の心は腐り果てているからだ」
「それ以上言うと容赦はせぬぞ」
「容赦!?何を今更」
 スーパー1も続いた。
「これから戦うつもりなのだろう。そしてその心は貴様等の身体から発せられるドス黒い気ですぐにわかることだ」
「そう、御前達の気も心も醜い。アマゾンそれ感じる」
「醜いだと」
「そう。御前達の気邪念そのもの。権力や力のことだけ考えている。自分達のことしか考えていない」
「クッ・・・・・・」
 これには反論できなかった。
「アマゾンの言う通りだな。これは何時になっても変わらん」
 ライダーマンの言葉は彼がかってデストロンにいたことがある為重みがあった。
「自分達の欲望の為なら例えどのようなことでもする。それが貴様等だ」
「まだ言うか」
「ああ、何度でも言ってやる」
 スカイライダーまで言った。
「貴様等のその心がこの世を脅かす限りな。そして我々は何度でも戦う」
「おのれ」
「どうした、それで終わりか」
 二号が彼等を挑発するようにして言う。
「それならばそろそろはじめさせてもらおうか」
「こちらは何時でもいいぞ」
 それに合わせて一号も口を開いた。
「さあ来い。ここで貴様等を完全に討ち滅ぼしてやる」
「それはこちらの台詞」
 しかしそれでもゼクロス達は気負ってはいなかった。
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