決戦
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余裕のない方達でしょう。折角の宴の前です。もう少し落ち着かれてはどうでしょうか」
「戯れ言を」
だがライダー達はその言葉をはねつけた。
「貴様とてそのようなことは望んではいないだろう」
「貴様等の考えはもうわかっている。さあ来い、決着をつけてやる」
「フフフ」
ヤマアラシロイドだけではなかった。他の者もそれを聞いて無気味に笑った。
「ここで貴方達を倒せば我がバダンの覇業は成ったも同じ」
「一人残らず倒してやろうぞ」
「それはこちらの台詞だ」
ライダー達は臆することなくそう返した。
「行くぞ」
「これが最後の戦いだ」
彼等はそれぞれ変身の構えに入った。腰からベルトが姿を現わした。
そして変身に入った。九つの光が輝きそこに九人のライダー達が姿を現わした。
「変身しましたね」
ヤマアラシロイドはそれを見てやはり笑っていた。
「では我々も変身しなくてはなりませんね」
そして他の者達に顔を向けた。
「同志達よ。準備はよろしいですか」
「無論」
「今すぐにでも」
彼等は答えた。それを受けてヤマアラシロイドはまた笑った。
「ではお見せしましょう。我等ももう一つの姿を」
そう言うと黒い光が彼等を包んだ。
「ムッ!」
ライダー達はそれを見て思わず目を見張った。世界が一瞬闇に包まれたかに見えた。
だがその光が去ると別の者達がそこに立っていた。何とゼクロスがそこにいたのだ。
「いや、違う」
彼等はすぐにそれを見破った。
「貴様達はゼクロスではないな」
「フフフ、確かに」
銀色のゼクロスがそれに応えた。その声はヤマアラシロイドのものであった。
「私達はゼクロスの力を移植されたもの。暗黒の力を以ってして」
「さっきの黒い光か」
「その通り」
紫のゼクロスがストロンガーに答える。タカロイドの声であった。
「私達は暗闇大使よりこの力を授けられたのよ」
「そして同時に残っていたゼクロスの力をもとに改造手術を受けたのだ」
バラロイドの声で紫のゼクロスが、そしてアメンバロイドの声で灰色のゼクロスが語る。
「では貴様等はゼクロスの力をそのまま持っているとでもいうのか」
「ええ」
]に黄色のゼクロス、ドクガロイドが返答した。
「何なら証拠を見せてやろうか」
「ここにあるぞ」
ジゴクロイドの声で黒いゼクロスが、カメレオロイドの声で緑のゼクロスが言う。
「証拠だと」
X3がその言葉にすぐに反応した。
「面白い、そんなものがあるのか」
二号はここであえて挑発するようにして言った。
「では見せてあげるわ」
白いゼクロスは女の声であった。バラロイドのものであった。
「これを見るがいい」
橙色のゼクロスがカニロイドの声で言うとその手に手裏剣が現われた。
「た
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