決戦
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ら」
彼はそう言うと懐から拳銃を取り出した。
「これもありますからね」
「どうしてもここに」
「勿論ですよ」
深刻な口調であるライダー達に対してあくまで明るく返した。
「だから何も心配しないで。わかりましたね」
「・・・・・・はい」
彼等は頷くしかなかった。そして後ろを竜に任せ先に向かった。佐久間もそこに残った。
「俺もここに」
「ケン」
風見がそれを止めようとするが彼はそれを振り払った。そしてそこに残った。
「先輩、後で何か食べましょう。それとも小樽でまた寿司でも食べますか」
「悪くないな」
風見は微笑んでそれに応えた。
「この戦いが終わったら行くか。二人でな」
「はい」
風見はそこで前に向き直った。そして二度と振り返りはしなかった。
暫く進むとまた戦闘員達が姿を現わした。今度はモグラ獣人とチョロが残った。
「アマゾン、俺らここで待ってるぜ」
「モグラ」
「俺も」
「チョロも」
四人はそれぞれ全く異なった表情で互いを見やった。
「アマゾンで何食う?また魚で一杯やろうな」
「仙台で何か食べ残したものあrましたっけ?」
二人は深刻な素振りなぞかいまも見せることなく二人に逆に尋ねた。
「うん、そうしよう」
アマゾンは意を決してそれに同意した。
「そうだな。きりたんぽがいいな」
「おっと、きりたんぽは秋田ですよ」
「いいじゃないか。遠くに出て食べよう。ついでにわんこそばも食べないか」
「いいですね。そうしましょう」
「じゃあな、頼んだぞ」
「ええ」
「モグラ、魚食べよう」
「ああ」
そして二人はそこに残った。ライダー達はさらに進む。
またしても戦闘員達が姿を現わした。今度は三人の博士達が残った。
「おっと、わし等も」
「博士達だけじゃ数が多過ぎますさかいな」
谷とがんがんじいが立ち止まった。
「おやっさん、がんがんじい」
「浩、帰ったら何か食うか」
「大阪に行きまへんか?お好み焼きでも」
「お好み焼きか。そういえばがんがんじいの好物だったな」
「ええ。たんまりとおごりまっせ」
「そうか、じゃあ頼むよ」
「任せといて下さい。それじゃあ」
「ああ」
そして彼等も残った。ライダー達はさらに先に進んだ。
また戦闘員達が前から出て来た。今度ばかりは戦いは避けられそうにもなかった。
「行くぞ」
先頭を進む本郷が他のライダー達に対して言った。
「おお」
「はい」
「わかりました」
ライダー達はそれに頷いた。そして前に出ようとする。その時だった。
立花と滝が前に出た。そして戦闘員達の中に飛び込んだ。
「おやっさん、滝!」
本郷と一文字は彼等の姿を見て思わず叫んだ。
「危ないですよ、ここは俺達に任せて」
「そうですよ、無理
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