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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
決戦
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こに隙ができる。そしてライダー達にそれを見せることは死を意味していた。
「ムッ」
「今だ!」
 ライダー達はすぐに動いた。ゼクロス達に攻撃を仕掛け、態勢を崩させると一斉に跳んだ。
「トォッ!」
 空中で一回転する。そして止めの攻撃に移った。
「食らえ・・・・・・」
 十の光が天に輝く。そしてそこから蹴りに入った。
「ライダァーーーーー月面キィーーーーーーック!」
「ライダァーーーーー卍キィーーーーーーーック!」
「X3スクリューーーーーキィーーーーーーック!」
「ライダーーーーマンキィーーーーーーーーック!」
「]必殺キィーーーーーーーック!」
「アマゾンスピンキィーーーーーーック!
「超電子ドリルキィーーーーーーーーック!」
「ライダァーーーーーームーンサルトキィーーーーーーーック!」
「スーーパーーーライダァーーーーーー閃光キィーーーーーーーーック!」
 そしてゼクロスも跳んでいた。全身に赤い光を纏わせそこから回転する。そこから蹴りを放つ。
「ゼクロスダブルキィーーーーーーッ!」
 まずは金のゼクロスに対して蹴りを放つ。その反動を利用して後ろに跳びそこからまた蹴りを放つ。今度は銀のゼクロスに対してだ。
 銀のゼクロスも撃った。それからようやく着地した。
 ゼクロス達は弾き飛ばされた。そして大きな音を立て大地に崩れる。
「グオオオオオ・・・・・・」
 呻きながら起き上がる。起き上がりながら徐々に人間の姿に戻っていく。
「ま、まだまだ・・・・・・」
 それでもなお戦いを続けようとする。しかしそれができないことは彼等自身が最もよくわかっていた。
「止めておけ」
 ここで何者かが姿を現わした。
「最早貴様等にこれ以上の戦いは無理だ。安らかに死ぬがいい」
 彼は同志達に前に立ってそう言った。
「三影」
 彼等はその男を見上げてその名を呼んだ。
「後はこの俺に任せるのだ。いいな」
「しかし」
「同志達よ」
 だが彼はゼクロス達に対して強い声を返した。
「貴様等はよくやった。後は俺に任せるのだ。ゼクロス、そしてライダー達を倒すことをな」
「フ・・・・・・」
 彼等を代表するようにヤマアラシロイドが笑った。

「最後の最後までずるい人です。いつもそうやって美味しいところをさらう。しかし」
「最早俺達はこれ以上は無理だ。貴様の言う通りな」
「忌々しいけれどね」
 彼等は口々にそう言った。
「後は任せたぞ、三影」
「ライダー達、そしてゼクロスの首、見事挙げよ」
「地獄でバダンの覇業を見てやる故な」
「先に待っていますよ」
「フン、こんなところで死ぬのは不本意だがな」
「また貴様に出て来られるのもそうだがな」
「だが任せた、同志よ」
「仕方ないわね」
「ゼクロスの首」
 
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