悪魔の兵器
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イダー達が前に出た。
「おやっさん達は伏せて!」
「ここは俺達が!」
すぐに立花達に声をかける。
「わかった!」
「頼む!」
彼等はそれに従いすぐに身を屈める。ライダー達はそれを横目に分銅に立ち向かう。
「トォッ!」
その両手で分銅を掴む。それも一度に何本もだ。
続いてそれを引く。すると戦闘員達は態勢を崩した。それで全ては決まった。
ライダー達が突進する。そして態勢を崩していた戦闘員達を薙ぎ倒していく。勝負はほぼ一瞬で決まってしまった。
「これで終わりだな」
「次はどうするつもりだ」
ライダー達は怪人達の前に出た。だが怪人達は不敵な笑みを浮かべたままである。
「ククククク」
「何がおかしい」
X3が問うた。
「ここは下がってやろう」
「だがこれで終わりではないぞ」
そして三体の怪人達は後ろへ退いた。
「クッ!」
「逃がすか!」
ライダー達はそれを追う。立花達もそれに続く。
ライダー達はそのまま市街地に入った。江戸時代の建物が立ち並ぶ古い街並みだ。
「おい、気をつけろ」
ここで立花が一向に対して言った。
「奴等のことだ。こういった場所でこそ何かしてくるぞ」
「わかってますよ」
それはライダー達もわかっていた。
「おそらくここにもいるでしょうね」
「来ますよ、絶対」
彼等も油断してはいなかった。身構え、辺りを警戒しながら進んで行く。
「ケッ!?」
ここでアマゾンがふと顔を上げた。
「いるのか!?」
それを見て二号も辺りを見た。
「来る、アマゾンにはわかった」
そう言った瞬間に何かが飛んで来た。
「危ない!」
二人は左右に散った。それまでいたところに鎌が突き刺さっていた。
「この鎌は!」
「ホホホ、アマゾンよ久し振りだねえ」
屋根の上から女の声がした。
「奈良での恨み、晴らさせてもらうよ」
カマキロイドは無気味な笑い声を立てながらアマゾンを見下ろしていた。
「ぬうう」
ライダー達も立花達も彼女を見上げて構えをとった。だがアマゾンが彼等を制した。
「ここはアマゾンがやる」
「しかし」
「大丈夫。アマゾン負けない」
「・・・・・・わかった」
二号がまずそう言った。
「こいつは御前に任せる。頼むぞ」
「うん」
アマゾンは頷く。その横にモグラ獣人がついた。
「モグラ」
「俺らも手伝わせてくれよ」
彼は笑いながら彼に顔を向けてきた。
「けどこいつは」
「戦闘員もいるだろ。そいつ等を任せてくれよ」
そこでその戦闘員達が姿を現わして来た。彼等は鉈を手にアマゾン達を取り囲んで来た。
「わかった。モグラ、頼む」
アマゾンは彼の意を受け入れることにした。それを聞いたモグラ獣人はまた笑った。
「そうこなく
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