暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
悪魔の兵器
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志に対して頷いた。
「丁度いいタイミングでしたよ」
「それは何よりだ。さて」
 ここであらためてストロンガーに向き直った。
「どうする、ライダーストロンガーよ。こちらは二人だ。観念するか」
「観念!?何だその言葉は」
 だが彼はそれを聞いてとぼけたふりをしてみせた。
「生憎だが俺はそんな言葉は知らないな」
「ふふふ、相変わらずですね」
 ドクガロイドはそれを聞いて笑った。
「強気な方です。ですがそれが何時まで続きますかね」
「何時まで?これはまた愚問だな」
 ストロンガーはそう言い返した。
「死ぬまでだ。いや、俺は死ぬことはないから永遠にだ」
「面白い人だ」
 ドクガロイドはまた笑った。
「ではあの世に導いてさしあげましょう。行きますか、ジゴクロイド」
「おお」
 ジゴクロイドは頷いた。そしてストロンガーの後ろに回る。
「行くぞ、ライダーストロンガー」
「挟み撃ちか。これはいい」
 だがそれを見てもストロンガーは余裕なままであった。
「こうでなくては面白くはないからな」
「そういう強がりもいい加減にしておけ」
 ここでライダーマンが姿を現わしてきた。
「見ないので何処に行ったかと思ったらこんなところにいたのか」
「ライダーマン」
 ストロンガーは彼に顔を向けた。
「ストロンガー、助太刀させてもらうぞ。幾ら御前でも怪人が二体では辛いだろう」
「いえ、大丈夫ですよこの程度」
 だがストロンガーも引かない。何か今の状況を楽しんでいるようである。
「ピンチを楽しむのもいいがな。俺にも戦わせろ」
 だがライダーマンはそんな彼に対して言った。
「俺もライダーなのだからな」
「そうきましたか」
「当然だ。では行くぞ」
「はい」
 ストロンガーはそれを受けてジゴクロイドと対峙した。ライダーマンは毒がロイドとである。
「覚悟はいいな」
「それは貴方の方こそ」
 双方の宣戦布告は終わった。ライダーマンはパワーアームを装填するとドクガロイドに切りかかって行った。
 こうして二組の一騎打ちがはじまった。ライダー達も怪人達も互いに譲らず五分と五分の戦いが繰り広げられていた。
 だが次第にライダー達の方が優勢になってきた。やはり長年の経験とその地力がものを言ってきた。
「まずいな」
 ジゴクロイドはストロンガーの拳をかわしながらそう呟いた。
「やはりこの辺りが潮時か」
 そう言うとドクガロイドに顔を向けた。
「おい、下がるぞ」
「わかりました」
 彼はそれに頷くとライダーマンとの間合いを離した。
「ライダーマン、また御会いしましょう」
「クッ、待て!」
 ライダーマンはドクガロイドを追おうとする。だが彼はその前に毒の霧を発した。
「ムッ!」
 彼はそれを見て咄嗟に後ろに退いた。ス
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