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学園黙示録 Highschool Of The Dead 〜壊れた世界と紅の狼〜
壊れていく世界と壊していく狼
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病だァー!! 患者達を殺すなァ!!」
「はぁ、直接見てもらって少しでも考えを改めるならよかったんだが、しょうがない。………存分に患者達を止めて来い!!」


俺はそいつの襟を掴んで、<奴等>の元に投げ込んだ。


ブンッ!!


「ほーら、殺人病患者を保護すんだろ? お前等が言う一方的な暴力じゃなくて話し合いで解決してみろよ」


デモリーダーは、<奴等>を前に逃げるが、虚しく<奴等>に捕まり、噛まれ<奴等>になり下がった。
俺は、デモリーダーだった男を撃ち抜き、そこから母親、子供、女、男、老人、とにかく近くに居る<奴等>全員を撃ち抜いた。


「しばらくは<奴等>が来るまで、時間がある。その間にコイツ等を引っ込ませろ。被害を大きくしたくなければな」
「……キミは、一人の人間を殺したのだぞ!?」
「だから、どうした? 元より、人なんざ大量に殺してる俺には関係ねぇ。倫理観を問うよりも自分の命の確保を優先することをお勧めするよ」


警察官の一人が俺に詰めかけ胸元を掴んだが、俺はそれを弾き飛ばし黙らせた。
そして、デモ隊の前に行き………


「さてと、お前らも殺人病って叫んでる連中の仲間だろ? ほら、患者を助けたいんだろ? 行けよ」
「わ、我々は警察の………「行けよ! 早く!!」………うわあああぁぁぁ!!」


有無を言わせない口調で言ったら、デモ隊の連中は一人また一人と散っていくが、その中の一人が噛まれた。


「ギャアアアアアアアアッッ!! 痛いッ!! あがぁあああああああああっっ!!」
「げっ!? 噛まれた奴がいやがる!! こりゃ撤退した方がいいな。こうなる前に教えてやりたかったんだが………」


仕方がない、逃げるとしよう。


「おねーさんはどうする? 一人ぐらいなら連れていけるぜ?」
「私は、パートナーが居るから!」
「そうかい。じゃあ、よいレポートを」


俺は、おねーさんを一時だけ安全な場所に置いた後、そこで別れた。
屋根の上に登り、生者に見えない様に孝達への元に戻った。


「ただい……………なんだ、コレ?」


ベランダから入り、中に入ると平野の魂が飛んでいた。
〜真紅狼side out〜


〜孝side〜
真紅狼に言われたとおりに、テレビを付けて向こうの映像を見ていると真紅狼が鉄橋の上に居ることに気が付いた。


「どうするつもりなんだ、真紅狼は?」


すると、真紅狼はデモリーダーの男の前まで行き、アナウンサーの女性とその男を掴んで、警官隊の水際まで連れて行き、惨状を見せつけた。
その時、ちょうど母親が手に抱えた子供に噛まれて、<奴等>と同類になったところだった。
デモリーダーの男は、この現状を見ても、未だに
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