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学園黙示録 Highschool Of The Dead 〜壊れた世界と紅の狼〜
壊れていく世界と壊していく狼
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人生がつまらない。
しょせん、人生なんてどれだけ自分を自己満足出来るかだ。
自己満足が少なければ、それはつまらない人生だろう。
まぁ、それも人それぞれだが。
取り敢えず、鉄橋から降りよ。ここ、案外寒かった。


「どーも、お邪魔しまーす」
『なっ!? 一体どこから………!!』
「キミ!! ここは危険だから下がりなさい!!」
「どこが………」


俺は両腰のホルスターから“真紅の執行者”と“深蒼の断罪者”を引き抜く。


「………危ないって?」
「キミの様な青年が銃を手にすることなど………」
「アンタ、バカか? 今まで法が通用する世界なんざ、すでに滅んだんだよ。今は法や子供だからなんて言葉は通用しない。この新世界で生き残りたけば、誰もが武器を持って<奴等>を殺せ。それがこの世界で生き残れるたった一つの方法。………それと、<奴等>を殺す為には頭をブチ抜け。身体に当てても意味はない。刃物なら首を切り離せば、<奴等>は死体に戻る」


俺は水際対策してる警官達に告げた後、批判デモを行ってるリーダーらしき男に向かった。


「よう、アンタ。ちょっといいか?」
「なんだ、兄ちゃん? 兄ちゃんもデモに参加する気かい?」
「いやいや、俺はむしろ警察側の人間だな」
「お前達はァー!! 日本とアメリカが開発したァ、生物兵器の事実を隠しィ、一方的な圧力をかけているゥ!! 帰れ! 帰れ!!」


しょうがない、俺流(・・)で現状を分からせてやるか。


「あ、おねーさんもちょっと着いて来てくれる?」
「え、ええ」
「はい、ちょっと、そこのバカ、こっちに来い。おねーさんも一緒に着いて来てくれ」
「なんだよ、お前!! 離せ!!」


俺は強引にデモリーダーとアナウンサーのおねーさんを防壁を越えて、警察官たちが張っている場所と同じラインに立つ。
その時、向こう側から子供を抱えた母親が声を上げて、向かってくる。
だが、明らかに子供の様子はおかしかった。


『やめてぇ! 撃たないでっ!! 私もこの子も生きてるわ!! 生きてるのよぉ!!』


ちょうどいい、現状を分からせる為になっても貰おう。
母親が動いてるのを見て警察官たちは発砲をやめたが、次の瞬間、子供は目が見開き、瞳孔も完全に開いた眼で母親の首元に噛みついた。


グジュッ!!


勢いよく血を噴き出して、倒れる母親。
その倒れる母親の肉を貪る子供。
俺はその光景をデモリーダーの頭を掴んで、じっくり見る様に促した。


「オイ、よく見ろ! お前はこれでも殺人病だと言い切るか? 瞳孔は完全に開いて、肉を喰らう現状を見ても? おねーさんはどう思うかい?」
「あ、わ、私は、殺人病ではないと思います………」
「これは、殺人
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