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学園黙示録 Highschool Of The Dead 〜壊れた世界と紅の狼〜
合流
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でしょう」
「そうか。そろそろ夜になるし、どこか立て籠れる場所があればいいのだが………」
「あ、先生。良い所知ってるわよ?」
「え、本当ですか?」
「うん! あのね、先生のお友達の家がすぐそこなの!」
「それはマンションですか?」
「メゾネットタイプよ」
「………ということらしいが、どうする?」


全員に訊ねると、高城が………


「今日はそこに泊まりましょ。電気や水道が通ってるうちにお風呂とかに入りたいし………」


そこで、平野が“お風呂”という単語に反応していたが、スルーで。


「先生、そこってどこですか?」
「えーーっとね。あそこ!」


差してる方向は、床主大橋から少し離れた場所だった。


「よし、全員疲れているっぽいし、ここはサービスで凄いことをやってやろう!」
『へ?』


俺はスクーターから降りて、鋼糸を展開し斬れない様に全員を掴んで残った鋼糸で電柱などに巻き付けて、引っ張られるかのように飛んでいく。


『な、なんだこれぇぇぇぇぇぇぇ!?』
「滅多にやらないが、俺流、空の旅」
「ちょ、落ちないの、コレ!!?」
「安心しろ、高城。お前等を掴んでいるのは俺の鋼糸だ。鋼糸にはこういう使い方もあるんだぜ? 実際に、学校に行くときもこれを何回か使ってる」
「先生、高い所苦手なのよーー!!」
「すぐに着くんで、ちょっと待ってくださいな!」


先生が差した場所に到着する前に、未だに余っている鋼糸で周りと屋内の<奴等>を殲滅し終わったと同時に目的地に着いた。


「ほい、到着。………って、なんで、お前等はそんなに疲れてるんだ?」


見事に皆、ぐでーってなってる。


「空の旅を優雅だったろ?」
「蒼騎くんほど、私達は精神が図太くないのだよ」


毒島先輩は顔には出てないが、おそらくまだ先程の体検に驚いているのだろう。
若干呼吸が早い。


「ほら、早く入った! <奴等>になりたいのなら、おいていくぞ?」
「蒼騎くん、ここの周りは………?」
「ああ、先程殲滅したんで、大丈夫ですよ」


俺はにこやかに言うと、俺以外は一斉に溜息をついた。
なんだよ、その溜息は?
溜息に不満を持ちながら、俺達は部屋の中に入っていた。
〜真紅狼side out〜


別にいいデスよー、たいてい一回はこういうことが必ずあるし・・・
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