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学園黙示録 Highschool Of The Dead 〜壊れた世界と紅の狼〜
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に湧き続けた。
「毒島先輩! もう弾が切れそうです!」
「なら………!」
私は木刀を右頬に叩き込んで吹き飛ばした。
「これを貸そうか?」
「肉弾戦は無理ですー!!」
「ならば………」
「平野、退け!」
ガァン!
グチャッ!
「た、助かったよ、小室」
「おう。大丈夫か?」
「だけど………」
「言うな。諦めたら、終わりだぞ?」
「………そうd」
平野くんが気力を振り絞る瞬間、大きな音がしたから発生し、そのあと大型スクーターが飛びこんできた。
スクーターを運転している人間は、私達がよく知ってる人間だった。
『ヒャッハー!! 戦闘だーー!!』
「「「「蒼騎/真紅狼/くん!!?」」」」
後ろには、宮本くんも乗っており、<奴等>を駆逐し始めた。
〜毒島side out〜
〜真紅狼side〜
ガソリンスタンドから走りだし、朝を迎え………橋に辿り着いた時には夕方になっていた。
御別橋に向かう途中で隣の床主大橋では、すでに交通規制に<奴等>が入り混じっており、阿鼻叫喚図になっていた。
「酷いな、こりゃ」
「………御別橋の方は、どうなの?」
「交通規制は引かれていないが………ヤベ!!」
俺は橋の上で戦っている者たちを見て、スピードを上げる。
「どうしたの!?」
「孝達が、大勢の<奴等>と交戦しているみたいだ! 突っ込むぞ!!」
「突っ込むって言ったって………」
俺は、前にある荷台車をジャンプ台代りに扱い、自前の腕力で大型スクーターを持ち上げた。
「ヒャッハー!! 戦闘だーー!!」
叫びながら、心の中で“王の財宝”を開き、四十五口径“サイクロプス”を引っ張り出し、平野に投げた。
「平野!!」
投げられたモノを手にし、俺が平野を横切った瞬間、銃弾が放たれる。
ダ、ダンッ!!
「ダブルタップだぜ!!」
俺はそのままドリフトを掛けながら、周りの<奴等>を吹き飛ばす。
そして毒島先輩の方に走らせる。
「毒島先輩、伏せてください!」
見えない様に“王の財宝”からライオットを引っ張り出し、<奴等>に向けて撃ちまくる。
ダンッ! ダンッ!! ダンッ!!!
ショットガンだが、弾はスラッグ弾。
その為、被弾する必要性はない。
スラッグ弾の威力は薄い鉄板なら簡単に貫くことが出来る為、それが人間なら頭に当たれば見事なザクロのように飛び散る。
「っと、こんな感じか」
「蒼騎くん! 無事で何よりだ」
「そちらは小者とは別れたんですね?」
「ああ。ところで、床主大橋は見たかね?」
「ええ。おそらく渡河するのは無理
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