二匹の毒蛇
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やら応援で来ているらしい。
「お久し振りです」
「うん」
本郷はそれに頷いた。
「ところで通信の内容は?」
史郎が問うた。
「一文字さんからです」
「一文字からか」
「ええ、何でも今後のことでお話したいということですけれど。立花さんがおられるかどうか聞いていますけれど」
「ふむ」
本郷はそれを聞いて暫し考え込んだ。そして口を開いた。
「俺が出てもいいかな」
「猛さんが!?」
史郎もハルミもルリ子もそれを聞いて思わず声をあげた。
「隼人さんが驚かないかしら」
「いや、あいつにはいつもされていることだから今度はこちらが驚かせたいんだ」
本郷はにやりと笑って言った。
「いいかな」
「まあ」
「俺達もいつも隼人さんの唐突さには驚かされていますし」
こうして決まった。本郷は通信室に入った。
「一文字か」
そして彼に語りかけた。通信機の向こうの一文字が驚いた声をあげる。
「ははは、驚いたようだな」
本郷はそれを聞いて笑った。そして二人は話に入った。
二匹の毒蛇 完
2004・10・24
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