第2章 真の貴族
第16話 極楽鳥
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しかし……、
しかし、タバサに命令を下しているヤツが一体誰なのか知らないけど、本当に厄介な任務を押し付けて来てくれましたよね。
普通に考えると、この任務は、代々サヴォワ伯爵家の人間がこなして来た仕事だと思うのですが。
それをわざわざタバサに遣らせようとしている、と言う事は……。
其処まで考えた刹那、上空より微妙な気が俺とタバサに対して向けられて居る事に気付く。この感覚は、……少しの苛立ち?
少し慌てて視線を上げた先に存在したのは、先に上空に駆け上がった導く者が、地上で話し込んでいる俺とタバサを見つめて……。
おっと、イカン。ぐずぐずして居ると導く者に置いて行かれるな。それに情報不足の状態であまりアレコレと先走って考えても仕方がないか。
前提の条件が曖昧な以上、現状では、自らが作り上げた虚構のゴールに結論を導いて仕舞う可能性の方が高く成りますから。
「そうしたら、もう一度抱き上げるけど、構へんな?」
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