第六十九話
[3/15]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
だけならば中島家に接触すれば良いのかも知れないが、こちらの情報は未来視に近い。そんな事を説明するのは難しいし、近未来の情報を持っていることが露見するとすこぶる嫌な予感しかしない」
拉致監禁フラグだと深板が笑う。
「そして、結構重要なことだが、スバルはその事件に巻き込まれたからこそストライクアーツを真面目に始めたし、魔導師としての自分を考えたはずだ」
なのはに鮮烈に助けられたと言う思い出補正もあるかもしれないがな、とファート。
「火災の方を止められない以上、事件が起こってから助け出すのがこの場合の妥協点だ」
その場合、事件がいつ起きるかまでは分からないから最悪一月ほど張り込むことになるけれど、と言った後、確実性を求めるのなら中島家に接触するのが一番確かだけど、と。
「そして最大の不確定要素はその転生者の事だな」
「エルグランド?」
どういう事だろうか。
「なのはやフェイト、さらには八神一家まであんたに取られたんだ。後考えるとすれば…」
ファートの言葉を深板が引き継ぐ。
「ティーダさんを助けてランスター家ルート、今度の火災でスバルを助けて中島家ルート…いや、もしかしたらクイントさんを助けているかもしれない」
誰だよ…ティーダさんとクイントさんって。
「しかし、指名手配という話で一番可能性が高くなるのが、数の子ハーレムルートだろう」
数の子?
聞けば12人いる戦闘機人の名前が数字なんだとか。
前回彼女達と間見えたときは個別名なんて知らなかったからねぇ。
「そうなると、もはや原作トレースすら意味を成さない…最悪ヴィヴィオを保護できるチャンスも無いかもしれん」
そうして語られたsts編の話は…それは…よくもまぁ、危うい偶然の上で成り立っていると痛感させられた。
ヴィヴィオとの最初の邂逅なぞたまたま新人達が休みの時にたまたま通りかかったエリオとキャロに保護されるとかは、少しでも介入しようものならズレる事請け合い。
「だな。よくオリ主が六課介入のち、戦技教官として付くのとか有るけれど、それって絶対休みがズレるよな。普通に考えればヴィヴィオとの邂逅フラグは自然消滅だ」
それでも誰かが見つけて保護するだろうけれど、と続けた深板。
「話を戻すけれど、その転生者の魔力ランクは?」
「ざっとみてSSSは有るよ」
彼の魔力保有量だけ見れば他の追随を許さない物があった。
「SSS…最強オリ主フラグか。それで獅子座さんは?」
「AAA+」
俺の言葉に表情を硬くする深板とファート。
何だよっ!これでも頑張って伸ばしたんだよっ!
普通なら十分な魔力量なんだよっ!
「魔力量だけなら天と地ほどの差が有るな…以前勝てたの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ