第34話 時の庭園の決戦
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侵略者ゴース星人の地球侵略計画はウルトラセブンとウルトラ警備隊、そしてガーディアンズの共同攻撃の前に潰える事となった。
しかし、その過程で失った物は余りにも大きかった。
ウルトラマン、そして、ウルトラセブン。
幾多の侵略者から地球を守ってきた二人の勇敢な光の巨人がこの地球から姿を消してしまった。
そして、ガーディアンズも度重なる激闘の中で傷つき倒れる寸前となっていた。しかし、彼等は立ち上がる。
その胸に平和へと向う闘志がある限り、正義の炎は不滅なのだ!。
***
「そうなんだ、やっぱりダンさんがセブンだったんだ」
「なのはは予想してたの?」
フェイトは現状報告の為なのはの居る科学特捜隊に来ていた。そして、フェイトはハヤタの正体がウルトラマンである事を知ると同時に、モロボシ・ダンがウルトラセブンであった事を告げた。そして…そのセブンもまた地球を去った事も。
「なのは、体の方は大丈夫?」
「大丈夫! もう完全回復したよ。それどころか前以上に力がわきあがってくるみたいなんだ」
両腕を振り上げるポーズをとってなのはが自身の元気っぷりをアピールした。いかにも子供っぽい仕草だがそれがまた見ている者を安心させる要因ともなった。そして、なのはの言い分も強ち間違ってはいない。
あの時ゼットンを倒した収束魔力砲。あの威力は明らかに従来の魔力砲の常識を覆す結果となった。しかし、それを発射した為に彼女の中にあった限界の壁が崩壊し、彼女の更なるレベルアップへと繋がったとも言える。
(本当に凄いな。なのはは…最初に会った頃は全然戦い方を知らない子だったのに、何時の間にか怪獣を倒せるようになるなんて)
心の底からフェイトはそう思った。なのはとの出会いは余りにも突然の事でもあった。動物が憑依したロストロギアに苦戦するなのはを結果的にとは言え助けた事が出会いの切欠となったのだ。
それから、今度は逆に彼女に助けられっぱなしであった。彼女はその素質だけでなく心も強い子だったのだ。彼女が居なければ今でもフェイトの心は暗黒の中に有ったであろう。
「フェイト、今話せるか?」
デバイスから通信が聞こえてきた。声の主はクロノだった。14歳位の声変わり前位の男子の声と言えば彼しか居ない。すぐに理解出来た。
「何? クロノ君」
「たった今確認出来た事なんだ。ようやく地球全土を覆っていたレーダー撹乱膜が消失した。これで転移魔法も使えるようになる。一度ウルトラ警備隊本部へ戻ってきてくれ」
「分かった」
通信を終える傍ら、フェイトは小さな喜びを感じた。ジュエルシードの全発動に際し起こった地球全土を覆うレーダー撹乱膜。これの発生により地球はレーダーが使えなくなり結果的に後
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