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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0080話
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にもいかないだろう? かと言って、ワンダーランドは修理中でアークランドはその部品取り用だし」
「それに関してはライノセラスを使う事にする」
「ライノセラス? DC側から借りたのか?」
「いや、私達がアースクレイドルに到着してから製造されたものだ。設計図はフェフとの取引で手に入れる事が出来た」

 ライノセラスか。個人的には陸上戦艦というのはあまり好みじゃないんだが、輸送手段がそれしかないのならしょうがないだろう。まさかアフリカからアラビアまで各自の機体で空を飛んでいく訳にもいかないし。

「アクセル、ライノセラスはこちらの数少ない戦力だし、何よりうちでは初めて使う陸上戦艦だ。よって、今回はあくまでも戦力輸送に限定し、戦闘には参加させないようにしてくれ」
「了解」
「なら、準備が出来次第出発するように」

 ヴィンデルの言葉で、俺はヴァイサーガに慣れる為、レモンは出撃する機体のチェックをする為に解散となった。





「アクセル大尉、今回の作戦ではよろしくお願いします」

 ライノセラスでアラビア半島まで移動してる空き時間を使い、今回はヴァイサーガに乗る事になったので溜まったPPを使ってインファイトをLV.4まで習得していると、オウカが俺に近づいてきて声を掛けてきた。一応、挨拶という体裁は取っているが、その目にはこちらを警戒するような光が浮かんでいる。

「いや。俺は今回は指揮系統から外れている。今回の指揮を執るのはエキドナだ」
「ええ。その辺は聞いてます。既にエキドナさんには挨拶をさせてもらいましたので。……それよりも大尉、聞きたい事があるのですがよろしいでしょうか?」
「何だ?」
「何故母様に敵意を向けるのでしょうか?」

 これは、また。直球で聞きに来たな。

「その前に1つ聞きたい。お前は自分の事をどう思っている?」
「自分の事、ですか?」
「そうだ。スクールで実験体扱いされ、薬や暗示で身体を好きに弄られ、その行為をしてきた相手を母様と呼び慕う。俺には理解出来ないんだが、実験体本人であるオウカ・ナギサとしての気持ちは?」

 俺の言葉に顔を怒りで真っ赤に染めるオウカ。その瞳は鋭く、まるで睨み殺すかのような視線を俺へと向けている。

「母様を馬鹿にする事はいくら大尉という地位にある方でも許しません! 母様は私達の事を思って、断腸の思いで非道な行いに手を染めているのです!」
「なら、何故一度は廃棄処分としたラトゥーニを再度求める?」
「!? 何故貴方がラトの名前を知っているのですか!」
「アラドとゼオラとか言ったか? 奴等の上司のユウキとは作戦を共にした関係もあってそれなりに親しくてな。この前の撤退支援の時にその2人の話を聞かせて貰った」

 取りあえずはそういう事にしておく。
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