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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第80話 文化祭(桐谷)
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ンチに座った。
だけどミスったな、飲み物買うの忘れてた………

「何か飲み物買ってくるべきだったな………ちょっと俺買ってくるわ。2人共何がいい?」

「私はお茶を頼む」
「コーヒーをよろしく」

「分かった、じゃあ行ってくる。先に食べてていいからな」

そう言って俺は自販機へ向かった。

「ねえフェリア姉………」












「お〜い、桐谷〜!」

俺の名前を呼んで走ってくる青い髪の女の子。
その後ろには3人の女の子がいた。
着いた途端、俺の格好を見て笑い始めた。

「会ってそうそう人を見て笑うのは良くないぞレヴィ」

「うひひひひ………だって………」

「ご機嫌よう桐谷」
「ご機嫌よう!!」

上品な挨拶をしてきた2人の女の子、シュテルとユーリだ。

「シュテルとユーリか。だけどご機嫌ようって………」

「星の部屋にあった漫画のヒロインはこうやって挨拶してました」
「だから私達も真似しようと思って」

お互い見合ってにっこりするシュテルとユーリ。
この二人は結構趣味的にも合うのかもな。

「しかし貴様はこんな所で何をしておる?」

「飲み物を買いに来たんだよディア」

最後に声をかけてきたのはディア。
腕に着けているアクセサリーは俺達のクラスで作った物かな?

「それより君達こそ何してるんだ?アミタとキリエはどうしたんだ?」

「人の多さではぐれちゃった〜」

「彼女逹は絶賛迷子です」

「それに探すのも疲れました………」

「全く、世話のかかる臣下共だ………」

この4人はマイペースだなぁ………
自分達が迷子だとは思わないらしい。

「はぁ………仕方ないな、ちょっと聞いてみるからここを動くなよ」

そんな4人を放置するのは流石に可哀想だと思い、俺は電話で片っ端から聞いてみる事にした………










「いやぁ、見つかって良かった………」
「本当に心配しましたよ………」

アミタがホッとした様子でチビッ子逹に話かける。
先ずは零治と思って連絡すると、一人目でビンゴみたく、アミタとキリエと一緒に探していたらしい。

「見つかって良かったわ」

「何だ、はやてもいたのか」

「そうやねん、見回りの途中で零治君と会ってな」

「零治達と話してる時にユーリがはぐれちゃって、それを追ってチビッ子達も離れ離れになっちゃったから焦って………」

「そうだったのか………」

しかし迷子の本人逹は何事も無かったかの様に、次の場所へ行こうとしている。

「ちょっと、落ち着きなさいって………!!」

「やかましいピンク!!我はまたくじと言うものをやってみたい!
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