第80話 文化祭(桐谷)
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るみたいだ。
「それに比べてノーヴェちゃんは違う学校の制服かしら?似合ってるわね」
「そう?私はよく分からないけど………」
「うん、私も似合ってると思う。………そういえば妙に女装が似合ってた男子がいたよ」
「ああ、あの銀髪オッドアイの美人ねディエチちゃん。何だか加奈と一緒に逃げ回ってたけど………」
ああ、あの変態だ。
私はあんまり話した事は無いけど………
「それと零治の格好も見たわ。チビッ子マテリアル逹とちょうど話してて加わったんだけど、アイツ、真っ赤なドレスなんて着ててさ、結構似合ってんの!!」
「私も見て驚いたよ、パッと見誰だか分からなかったよ」
そんな感想を2人が言った。
………確かウェンディも見たって聞いたな。
どんな服装かは言って無かったけど………
そう聞くと見てみたいかも………
「で、桐谷はどんな格好してるのよ?」
「婦警の格好だよ」
「「婦警!?」」
「うん、レミエルがドラマを見て、作ってみたんだって」
「そう言えばウェンディもガンマンだったね………」
「あの子もドラマで?」
クア姉の問いに私は頷く。
そんな様子を見た姉2人は溜息をついた。
「まあ男装と言うよりはコスプレになってる気がするけど、本人たちがいいならそれでいいか」
「そうだね。………そう言えば、零治逹のクラスの肝試しって知ってる?」
「あ、うん一応。私のクラスでも噂になって、あまりの恐ろしさに最後まで回れたのが零治とアリサっていうそのクラスの代表と、ライとウェンディだけだって聞いたよ」
「………なにその肝試し」
「零治の関係者だけだって事自体がまともじゃないから………」
私の話を聞いて、不安そうにする2人。
「興味があるなら行ってみれば?私は行こうとは思わないけど………」
「いや、私達は良いんだけど………大丈夫かしら2人」
「2人?」
「ドクターとウーノ姉だよ。ドゥーエ姉は結局潜入した管理局の仕事が抜け出せなくて絶叫しながら働いてるって言ってたし、トーレ姉は文化祭より酒を買いに行くって言ってどこか行っちゃったから、せっかくだし2人きりにさせてみたんだけど………」
「肝試しでも行ってみたらって勧めちゃったのよ………」
ああ、それで………
「でもドクターなら大丈夫そうだけど………」
「そうね、流石に問題無いわよね!!」
「うん、私もそう思うよ!!」
何だか無理やり納得したって感じがするけど、気にしなくていいか………
「ん?今………」
ほんの一瞬だったが、階段へ向かう婦警を見つけた。
あれは多分桐谷だと思う。
「ごめん、私行くね!!」
「あっ、ノーヴェ!?」
ディエチ
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