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混沌の魔術師と天空の巫女
第1章 ニルヴァーナ編
ニルヴァーナ、復活
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ら?」

「それはないだろ。」

「もしかして、ジェラールなら・・・。」

「え?」

ウェンディ、今ジェラールって・・・。
しかし、ウェンディは突然、何かを思い出したかのような表情をした。

「なんか言った?」

「ううん・・・何でもない・・・。」

「・・・・・・・。」

俺の予想だが、先程ナツさんがジェラールって聞いて、
エルザさんに会わせたくないって思っていたが、
もし、知れたら・・・ナツさんは・・・

「ウェンディ。」

「何?」

俺はウェンディに近づき、他の皆さんに聞こえないように話をする。

「ジェラールは本当にいたのか?」

「っ!!」

「本当・・・なんだな・・・。」

「・・・うん。」

「・・・わかった。」

俺はナツさん達の方へ顔を向ける。

「俺達、少し心当たりがあるので、探してきます。
 シャルル、ミント、お前らも来い。」

俺はウェンディの手を握り、先程来た階段を下りる。

「ちょっと、2人とも、待ちなさい!」

「待ってよ〜!!」

シャルルとミントも降りて行く。

「どうしたんだろ?」

「うむ・・・。」

「取りあえず、俺達は俺達で探ろうぜ。」












































「どこだ・・・ジェラール・・・。」

俺とミントとシャルルは(エーラ)を出し、俺はウェンディを抱えて空を飛び、
ジェラールを探していた。

「まずいな・・・そろそろ俺達のギルドが近くに・・・。」

「は、早く・・・そのジェラール・・・探さないど・・・!」

「・・・無理するな、ミント。」

「シャルルは?」

「私も、そろそろ限界・・・。」

2人とも、結構魔力が無くなって来ているみたいだしな・・・。

「俺の肩に乗れ。」

「そう〜する〜・・・。」

「助かるわ。」

ミントは右肩、シャルルは左肩に乗る。

「そういえウェンディ、あんた鼻がいいんでしょ?
 そのジェラールの匂いはわかる?」

「うん・・・ただ。」

「ただ?」

「あのジェラールは私の知っているのとは少し違う匂いがする。」

「え?」

俺は驚く。

「コージ、悪いけど・・・。」

「・・・ああ。早く探そうか。」

匂いが違う・・・何年も会ってないから匂いも変わったから・・・か?

「でも何で私達のギルドが狙われたんだろ・・・?」

「確かに、理由がわからないわ。コージ、何か知らないの?」

「・・・マスターから聞いた話がある。」

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