第2章 真の貴族
第15話 ハルケギニアの魔法の意味
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非常に曖昧な地域と成っているのでしょうね。
ただ、一抹の不安が有るのは確かなのですが。
タバサたちが、東方と表現する際、『ロバ・アル・カリイエ』と言う風に、俺の頭の中にふたつの単語が浮かぶのですが、この言葉を、俺が知って居る意味に置きかえると、『虚空』と言う意味に置きかえる事が可能だったと思うのですが……。
いや、もっと有名な言葉で表現するのなら、『無名都市』。とある神話に語られる架空の都市で、かつては水の邪神を信奉していたが、現在は風の邪神の支配する地と成っている地域の事を指し示す言葉だったような記憶が有るのですが。
もっとも、地図に置ける空白地を差して、古代語で虚空と言う意味を示す言語で表現されていた地を、後の世でも、その呼び名のまま使い続けている可能性の方が高いですか。
まして、この世界に、クトゥルー神話の邪神が関わって来ている可能性は低いでしょう。あんな連中が関係していたら、世界自体の防衛機構が動き出しているはずです。
それで、1492燃えたコロンブス、が現れていない以上、このハルケギニア世界に於けるトリステインを含む地域に関しては、中世ヨーロッパの封建時代の地球世界と同じ程度のレベルと考えるべきですか。
つまり、封建制度に支配された中世ヨーロッパと同程度の社会制度や因習、戒律などに支配された世界。それがこのハルケギニア世界と言う事。
それから、それ以外にも、かなりの長い間、この文明レベルが維持され続けていると言う妙な点や、言語に関しても、何故か名前に関してはフランス語らしき発音を行う名前が多いのに、魔法の名前やクラスに関しては英語表記が一般的と言う、最初の段階で魔法により言語を取得させられていなかったら、かなりの長い時間、言語を習得するまでに要するであろうと言う複雑な言語体系を持つ世界らしいです。
更に、その魔法を何故かルーン文字で唱えて発動させていますし。
もっとも、その言語を習得すれば、各国ともにこの言語を公用語として使用している為に、何処に行っても意思疎通に困る事はないらしいのですが。
但し、実際のトコロは、俺に判り易い形で頭の中で自動的に翻訳される時に、そう言う形となって翻訳されているからなのでしょうけど、半端に知識が有ると、その部分に妙な引っ掛かりが出来て、返って判り辛くて仕方がないと言う非常に矛盾した状況を生み出していたりします。
例えば、『ド』と『フォン』の違いとかがね。
そうしたら、次にそのルーン魔法について。
尚、この世界の魔法の正式名称は、ルーン魔法などでは無く、系統魔法と呼ばれているらしいです。
もっとも、それも、俺の頭の中で同時通訳されて適当な言葉に置き換えられているはずですから、正式名称と言い切って良いのかは不明なのですけど
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