第2章 真の貴族
第15話 ハルケギニアの魔法の意味
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、フランスを中心とした国のようなのですが、それ以外に、スペイン、ポルトガルは確実に。後、スイスやルーマニアなどの辺り。具体的には、トルコ近辺までをその領域に含める大国らしいです。
……って言うか、これはガリア一国でEUが結成出来るぐらいの大国じゃないですか。
実際、地球世界のこの一帯の国々の総合計の国力でガリアとトリステインを比べたら十倍では収まらない国力の差が有ると思うな。百倍と言われても驚きはしないか。
そして、最後はキュルケの出身国ゲルマニア。ここは、はっきりと判っているのはドイツとポーランドを合わせたぐらいの広さらしいのですが……。
そこから先の国土に関してはかなり曖昧な状態らしいです。雰囲気的にはロシア……と言うかモスクワに近い辺りまでは支配権が及んでいるらしいのですが、確定していると言う訳でもない。
まぁ、そんな感じですか。
後、大きな国ではロマリア。地球世界で言うなら、イタリアとギリシャ辺りを所有している国。なんでも、この世界の宗教、ブリミル教の教皇が治めている国らしいですけど、国としては、少々斜陽の感が有るらしいです。
それに、実際、地球世界でも、この時期ならば聖戦の名の元に、十字軍を何度か聖地奪還の為に遠征させているのですが、その度に失敗。それが、ヨーロッパに置ける封建制度の崩壊とカトリック教の衰退、そして、西欧では絶対王政の時代に突入する直前の時代だったと記憶しています。
そしてその状況は、この世界でも変わりはないみたいで、聖地奪還の大義名分の元、聖戦が何度か行われたのですが、その全てが失敗。ロマリアの教皇の権威は現在失墜中、と言う寒い状況らしいです。
それに、既にカトリックとプロテスタントが存在するらしいですから。
そして、最後が浮遊島……としか表現が出来ない場所にあるアルビオン。
……って言うか、これって、まんまイギリスの事ではないですかね。確か、ブリテン島の古い呼び名がアルビオンだったと記憶していますし。
まして、その島の形も正にイギリスのブリテン島そのものの形。
しかし、植民地が有る訳でもない、更にブリテン島しかないイギリスでは、どう考えても、そんなに大きな国と言う訳ではないと思いますが。
えっと、それで。ここまでが、人間が治める国々。そして、ここから先がエルフの治める地と言う事になるらしいです。
う〜む。しかし、これでは地理的に言ってもあまりにも曖昧過ぎますね。もし、この規模の国ならば最盛期のオスマントルコ以上の国土を有している可能性が高いと思うのですが。そして、東方との交易にエルフが積極的とも思えないですから、東方の進んだ文物がこのハルケギニアの地に入って来る事も難しい。
故に、東方。絹の国などと表現されるべき国が、この世界では
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