第2章 真の貴族
第15話 ハルケギニアの魔法の意味
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ですか。そんな事をしても意味はないはずですから。
俺が、虚偽の申告から誤った結論に達した場合、一番害を被るのは彼女ですからね。
成るほど。それならば、多少の説明は必要と言う事ですかね。
「俺や昨夜の才人。それに、さっきのジョルジュは、魔法によって肉体の強化を行っている。
それで無かったら、あの戦闘時のスピードは維持出来ないからな。
そして、仙術の中で強化系に属する魔法は土行の仙術の中にも有ったから、この世界でも同じような土属性の魔法が存在している、と俺は思ったんやけどな」
しかし、強化系の魔法が存在していない世界ですか。
……と言うか、俺の知っているルーン魔法の中には有ったはずですから、同じ文字を使っていると言うだけで、実はまったく違う系譜の魔法の可能性も有ると言う事でしょうね。
北欧神話に登場する、ベルセルク系の人狼などは、その典型のような存在ですから。
【彼の家系はガリアでも古い土系統の家系。あの家の独自の魔法が有ったとしても不思議ではない】
う〜む。タバサからの【念話】がこれなのですけど、ヤツの正体が人間なら、それが正しいとは思いますよ。しかし、アイツは精霊を支配していました。
そして、この世界の魔法使いの魔法は、精霊に嫌われる魔法を使用しますから、精霊との契約はかなり難しいはずです。
実際、タバサとの契約は、俺の式神の精霊たちに拒否されましたからね。
そして、実際に見鬼を使用して、ジョルジュを確実に見た訳ではないから定かでは無いのですが、アイツから感じた雰囲気や、その使用した能力などから、俺は有る存在を連想しています。
時間帯に因っては、間違いなしに俺よりも高い身体能力を発揮出来る種族の名前を。
ただ、この部分に関しては未だ情報不足ですか。それに、慌てて答えを出す必要が有る訳でも有りませんしね。
「そうしたら、もう焼き芋は食べ終わっているのなら、そろそろ気温も下がって来る時間帯やから、寮の方に帰りますか」
☆★☆★☆
そうしたら、ここで俺の置かれている状況の説明を行って置きましょうか。
先ず、ここはハルケギニアと言う地域らしいです。
尚、地図を見せて貰った感覚から言うと、ヨーロッパ大陸に感じが似ていました。それに、その地図自体が、俺が見ていたような現代社会が使用している地図作成技術を使って作製されている地図と言う訳ではないと思いますから、本当の姿は、ヨーロッパ大陸と同じ物と思った方が良いかも知れません。
えっと、それで、その中のこのトリステイン王国と言うのは、地球世界で言うなら、オランダとベルギーを合わせたぐらいの国と言う感じですかね。
それから、タバサの故郷。ガリアに関しては、予想通り
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