第79話 文化祭(初日)
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。行くっスよドリル!」
「ちょ!?だから引っ張んないでって………」
そう言って慌ただしく行ってしま………
「あっ、今、クラスでセインとノーヴェが店番してるっス、せっかくだから見に行ってあげてっス」
柱の影からそう言って今度こそ行ってしまった。
「………せっかくだし行ってみるか」
俺はそう思い腰を上げた………
「い、いらっしゃいませ………」
「………」
ウェンディのクラス、アニマル喫茶は結構な賑わいだった。
しかしお客が女装した男子が多いので気持ち悪い。
まあそんな事は取り敢えず置いておいて………
「何してるんだフェリア………」
メイド服(ネコ耳ミニスカート白ニーソ)のフェリアに俺は突っ込んだ………
「妹逹に休みの子が出たから手伝ってくれと言われて………」
俺の席にコーヒーを持ってきてくれて、フェリアも俺の向かい側の席に座った。
どうやら休憩を貰ったらしい。
しかし………
「かなり似合ってるぞ」
「恥ずかしいから勘弁して欲しい………デパートの時を思い出したぞ………」
「デパート?」
「そうか、言ってなかったか」
「何だよ、教えろよ」
「いいや、知らなくていい。というより聞かないでくれ………」
どうやら黒歴史のようだ。
「だが、楽しそうじゃないか」
「確かに妹逹と一緒に何かをするって機会が、アジトでも少なかったから楽しいと言えば楽しい。だが格好はどうにかならないものか………」
確かにフェリアだけ特別で他の皆は普通である。
セインも普通の物だし、ノーヴェに関しては厨房らしい。
………最近料理を手伝い始めた事で少しずつ料理に興味を持ち始めたノーヴェ。料理の腕は大した事は無く、まだまだって所だろうが、それでもマシな方なのだろう。
「桐谷!これノーヴェから!」
そんな事を思っていると頼んでもいないのに、真剣な表情でセインがホットケーキを持って来た。
少し焼きが足らない様にも感じるが、それでも家で作る料理よりかはマシそうだ。
うん?よく見るとノーヴェがこちらを覗いてる?
セインも俺の顔をじっと見ている。
………もしかして味が気になるのか?
取り敢えず俺はホットケーキを食べてみる事にした。
ナイフで切り、フォークで切ったホットケーキを刺す。
そして口の中に入れた。
うん、少し生焼けの気がするが十分に美味しくできている。
「うん、なかなか………」
「本当!?」
「ああ、悪くないぞ」
「やったねノーヴェ!」
「バ、バカ!バレるだろ!!」
まあちょっと意味が違うが、顔が丸見えだった為、見
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