暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第79話 文化祭(初日)
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ンディと共にハマっているドラマ、『レディポリス』を見て、作ったとか。
しかし、家事など出来ないもんだと思っていた俺にとっては予想外で、自信満々に見せられたときは、だったら手伝いしろ!と逆に説教してやった。
まあ、結局他の衣装も無かったからこれを持ってきたのだが………

「まさか、制服OKだったとは………」

それは俺と恐らく零治にも知らされていない事。
と言うよりも元々皆は制服を借りるつもりだったらしい。俺専用のドレスが有ったときは本当に焦ったが、俺は婦警の衣装があるのでそっちにした。
レミエル、感謝する………

あんなドレスを着るくらいなら婦警の制服を着たほうがマシだった。
のだが………

「実際着てみると恥ずかしいな………」

いざ歩いて見ると皆に注目されて、結局誰も居なさそうな階段に腰掛けてる。
殆どの人が女子の制服の為、どうしても注目されてしまう。

しかし、さっきドレスを着た美人が、女装した男逹に追いかけられてたな………
日程を間違えて外の人が入ってきたのか?

それにしてもどこかで見たような顔だった様な………

「あれ、桐谷兄?何してるんスか?こんな所で………」

ウェンディがアイスをかじりながら上からこっちに降りてくる。
その隣には菊地が一緒にいた。

ちなみにウェンディと菊地はお揃いでガンマンの格好をしている。
こちらもさっきのレミエル同様、ゲームをしていて着てみたいと思い、作ったらしい。
家事スキルが全く無いと思ったのにレミエルといい、ウェンディといい………

そう言えばセインとノーヴェは加奈に相談してたな………
少し気になるがまあいいか。

「桐谷兄?」

「ああ、悪い。それで何だっけ?」

「何してるかって聞いたんスよ!!」

話を聞いてなかった俺に怒ったのか少し強めの口調で話すウェンディ。

「こら!何年上にそんな態度とってるの!!」

後ろから頭を叩く菊地。

「流石ドリル、いいツッコミっス!!」

「アンタは本当にぶれないわね………」

頭をさすりながらサムズアップするウェンディ。
そんなウェンディに呆れる菊地。

しかし菊地も初めて会った時と印象が大分違う。
初めて見たときは総選挙をした時か。
あの時はアイドルで自分が一番だと自意識過剰………とまで言ってしまうと失礼かもしれないけど、その様に感じた。

だけど今は、友達に振り回されてる苦労人って感じだな。
………苦労かけて申し訳無い。

今度何かお礼をしないとな………

「桐谷兄、これからレイ兄のクラスに行ってみようと思うっス、桐谷兄もどうっスか?」

「俺はもう少しここにいる。お前ら2人で行ってくるといいさ」

「そうっスか………ならそうするっス
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