暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第79話 文化祭(初日)
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冑。男性魔導師で人気のデザインらしい。何でそうなった?
夜美は俺が小学生の時に着ていたジーパンとジャケット。
まあ小6の時既に160近くまで身長があったからちょうどいいのだろう。
男装とは言い難い気もするが………

ちなみにアリサは分からないが寝ている星も俺が昔着ていた服を用意したって夜美から聞いた。



そして俺は夜美と一緒に回ってる。ライから連絡が凄いので取り敢えず合流するつもりだ。
ちなみにはやては会長の所に、フェイトとなのはは店番、すずかはアリサを探しに、フェリアは妹達の様子を見に行った。

フェリアはかなり妹LOVEだと思う………
まあ負ける気は無いがな!!

「やはり活気があるな………」
「そうだな。若気の至りって奴だな………」

並んでいる姿を見るとデートじゃないかと思うかもしれないが、こんな格好ではとてもじゃないけどデートなんて気分で歩けない。
しかし、夜美とぶらぶら歩くこと自体は結構楽しい。
ライはアグレッシブだし、星も結構連れ回す所もあったりするので、気長にのんびりと出来るのは夜美と一緒の時だったりする。

「たい焼きか………食べてみるか?」
「ああ、美味しそうだ」

3年の教室の前で学生の焼いた物とは思えない良い匂いをしている店があったので、俺達はたい焼きを買い、食べながらゆっくりライの所へ向かった………







「あっ!?やっと見つけた!!………って誰!?」

俺を見るなり誰と聞いてくるライ。
その両手は既に大量のビニール袋で一杯だった。

「私、Dクラスの有栖川レイカって言いますぅ〜」
「ぶっ!?」

隣でジュースを飲んでいた夜美が吹き出す。

「えっ、そうなんだ………知らなくてごめんなさい………」

今年の文化祭の意図を忘れているのか、普通に気づかずに謝るライ。
夜美は俺の後ろに隠れて笑うのを堪えている。

「謝らなくていいですよぉ〜、私って目立たないからぁ〜」
「くくく………」

もう我慢できなさそうだな夜美………
だがもう少しもってくれ。

「そんな事無いよ!!充分綺麗だよ!!」

慌ててフォローするライに夜美の我慢は限界だった。

「あははははははは!!!」
「えっ!?なんでいきなり笑ってるの?」

いきなり笑い出した夜美を不思議そうに見るライ。
そんなライに夜美は腹を抑えながらも話始めた。

「だ、だってな………そいつ………レイだぞ」

「…………………えっ!?」

「だからレイだ」

「えええええええええええええええっ!?」

まあ気持ちは分からんでも無いがな。
ぶっちゃけ自分で鏡を見ても誰だか分からないし………

まだ信じられないライに俺は、

「てへ」


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