第79話 文化祭(初日)
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ていた事に気がついていたけどな。
「中々よかったぞノーヴェ!」
聞こえる様に大声で感想を言ってあげる。
「そ、そうかなぁ………」
恥ずかしそうに頬を掻くノーヴェ。
何だか成長が見れたみたいで嬉しいな………
あながち零治をバカに出来ないかもな。
「それじゃあ私も………」
そう言ってフェリアもホットケーキを食べる。
「どう………?」
「ああ、美味しいぞ………」
「「やったー!!」」
姉に褒めてもらえたのが嬉しいのか、客そっちのけで抱きつくセインとノーヴェ。
だが、フェリアにはなんだが少しショックを受けているように見える………
「しかし、ノーヴェも料理出来るように………私も………」
以前、星にフェリアの料理した時の話を聞いた事があるのだが、それはもう酷いらしい。最初の時なんかは自身のISで料理しようとしたこともあり、星はとても苦労したようだ。
(こりゃあ、星も大変そうだな………)
俺は苦笑いしながら再び仕事に戻ったフェリア逹の様子を見ていた。
さて、ライと合流し、暫く歩いていると、色んな所で俺達のクラスの話題が聞こえてくる。
まあ想像通り、今まで味わった事の無い恐怖として浸透していってるみたいだ。
そして、俺の店番の番が回ってきた。
「………時間か、じゃあ俺教室行くな」
「うん、分かった〜」
「出来れば星の様子も見に行ってくれ」
「ああ、任せろ」
取り敢えず伝えたい事を言った俺は、自分のクラスへと向かった。
「おっ、はやて早いな」
「会長に相談事をされて、それが終わったのがついさっきなんよ。だからどこも寄らず真っ直ぐ帰ってきたんや」
「そうだったのか………」
取り敢えず会長がはやてに何を相談したのかもの凄く気になる。
「はやて、どこも寄ってないなら食うか?ライの奴が早とちりして残った食い物だけど」
「おおー!!ありがとな〜」
そう言ってたこ焼きの入ったパックを開け、爪楊枝で食べた。
「………不味い」
「まあ文化祭だからな」
「なるほど」
それでも残さず食べるはやて。
「しかしアリサはどこに行ったんだろうな………」
「すずかちゃんが探しに行ったんやけど、さっき見つけたって聞いたで。ただ一人にして欲しいって言われたらしいんや」
マジか………
絶対あの時の事を気にしてんだろうな………
だけど、店番位来て欲しい。
「しかし暇やね〜」
「暇だな………」
俺達が言ったように俺達のクラスの前の廊下には誰もいなかった。
だが、今中にいるのかもしれないし、マジで怖いと噂が広がり
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