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バカとテストと召喚獣〜規格外の観察処分者〜
第1問
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さか外見でここまでとはね…」

意を決してドアと言うボロ襖を開けると卓袱台と座布団があった。しかもかなり老朽化が進んでいる。

「待ってたぞ、我がクラス最終兵器その1と2」

「…雄二、そんなとこでなにやってんの?」

坂本雄二、元神童であり悪鬼羅刹と呼ばれてたり、色々経歴が凄いが頭は切れる。恐らくこのクラスを引っ張っていく存在となるだろう。

「担任の教師が遅れてくるらしいからな、その代わりに教壇に立ってみたところだ」

「その代わりって、雄二が? 何で? 総合得点じゃ深羅の方が断然に」

「途中退席は0点扱いとなる、忘れたか? 俺とお前は途中退席した挙句サボったからな」

「そういうこった、明久。まぁクラス代表はソイツから譲り受けたようなもんだがな。なぁ、司馬」

「いやいや、実質私も0点だから私より適任じゃない? この男女比率も考えてさ」

待て、今コイツ司馬って言ったよな? それにその声……。視線を声の方向に向けると、そこには見慣れた人物が居た。

「やぁ、また会ったね」

司馬飛鳥、とんでも頭脳の持ち主だ。そして頭の中に沢山の疑問が浮かんできたが、一旦それを押さえつけて一つの質問を投げかける。

「…何でお前がここにいる」

「名前を無記入で提出したから、とでも言おうか? それにいつ私がAクラスって言ったっけ?」

「いやいやいや、普通に考えてお前はAクラス以外ありえねぇだろ!? それにんな事するとか頭おかしいんじゃねぇの!?」

「まだまだ頭の回転が足りないね、深羅。それに例外は私だけじゃないよ」

してやったと言わんばかりの表情を浮かべる飛鳥。コレは完全に嵌められた…。
で、その例外は俺か? まぁ元Aクラスの野郎がFクラスの観察処分者とか今までに無かった筈だからある意味初の快挙か。その快挙の商品が観察処分者ってのが泣けるが。

「元ギリギリAクラスランクにAクラス以上が揃ってるんだ、負ける要素が見当たらねぇ…!」

おい、ギリギリAとか言うな。確かにギリギリだったけど、1年の半ばには優子を超えたからな? だからギリギリじゃないんだよ多分きっと。

「そういや雄二、席は決まってるのか?」

「いや、特に決まってないんじゃないか? 好きな場所に座ってるだけだからな」

席の指定すら無いとは最早無法地帯さながらじゃねぇかFクラス。
席と思わしきところを見渡すと保健体育では右に出る者はいないとも言われるムッツリ商会の土屋康太(つちやこうた)、優子と双子の姉弟の木下秀吉(きのしたひでよし)、ドイツからの帰国子女の島田美波(しまだみなみ)などある意味濃い面子が揃っている。いや俺らも十二分に濃いか…。
ふと後ろから気の抜けた睡眠を誘うような声が聞こえた。

「す
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