第78話 文化祭前日
[8/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
鱗に触れたか………」
耳を当てると星の声が聞こえる。
星の声だけという事は静かに説教を聞いているんだろうな………
「って優理は何をしてたんだ?」
「私はレイの部屋にずっといましたから………レイの臭いっていい匂いだから………」
笑顔で言ってるけど、かなり危ないぞ優理。
お前の将来が心配でたまらないよ………
「ねえ、まだ掛かりそうだし、何処かに食べに行こうよ」
「そうだな、そうするか」
ライの提案に乗り、俺達は近くのファミレスへ向かった。
結局説教が終わったのは9時頃だったりする。
「さて、明日から文化祭だが………」
やっと飯にありつけたのが嬉しいのか、買ってきたお惣菜を貪るように食べるチビッ子と2人の姉妹。
そんな中、俺は明日の文化祭の事を説明することにした。
「実は明日は一般公開じゃ無いんだ。だから文化祭に来れるのは明後日になる」
「「「「「「「「ええっー!?」」」」」」」」
チビッ子と姉妹だけでなく、キャロと優理も驚いていた。
あの2人も楽しみにしてたんだろうな………
「後でエローシュ君達にも教えておかないと………」
「キャロは友達と一緒に回るのか?」
「はい!後、優理も連れて行ってあげようかなって」
「私はレイと一緒に居るからいいよ」
「お兄ちゃんは忙しいの!」
う〜と唸りながら睨みあう2人。
「優理はキャロと一緒にいな。俺もぶっちゃけ生徒会の手伝いとかで忙しいから、相手が出来るかどうか………」
「ぶぅ………」
頬を膨らませる姿は可愛いが、無理なものは無理だ。
第一俺を捜して迷子になりそうだから止めてくれ。
「悪いけど頼むなキャロ」
「任せてください、妹の世話は姉の仕事です!!」
「………誰が妹ですか!?」
「もちろん優理です!」
そして再び唸り合う2人。
何だか和む………
「まあ、そんな感じだから明日も頼むなラグナル、アギト」
『絶対嫌です!!私だけじゃとても面倒見切れません!!』
「アタシもだ!もはや手に負えねえ………」
文句を言う我がデバイス逹。
よっぽど今日の事が堪えたのだろう………
「明日はキャロもいるし頼むよ………」
「えっ!?でも明日私と優理はルーちゃんの家に招待されたんですけど………」
「えっ!?聞いてないよ!!」
「駄目ですよ、みんなに紹介するんですから強制です」
「レイ〜」
「せっかくだから色んな人と会ってみな」
「ううっ………」
まあ何事も経験だ。
「そしてラグナル、アギト、GOODLUCK!」
『マスター!!』
「零治!!」
ガミガミ騒ぐが、決定事項だ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ