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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第78話 文化祭前日
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鱗に触れたか………」

耳を当てると星の声が聞こえる。
星の声だけという事は静かに説教を聞いているんだろうな………

「って優理は何をしてたんだ?」

「私はレイの部屋にずっといましたから………レイの臭いっていい匂いだから………」

笑顔で言ってるけど、かなり危ないぞ優理。
お前の将来が心配でたまらないよ………

「ねえ、まだ掛かりそうだし、何処かに食べに行こうよ」

「そうだな、そうするか」

ライの提案に乗り、俺達は近くのファミレスへ向かった。
結局説教が終わったのは9時頃だったりする。











「さて、明日から文化祭だが………」

やっと飯にありつけたのが嬉しいのか、買ってきたお惣菜を貪るように食べるチビッ子と2人の姉妹。
そんな中、俺は明日の文化祭の事を説明することにした。

「実は明日は一般公開じゃ無いんだ。だから文化祭に来れるのは明後日になる」

「「「「「「「「ええっー!?」」」」」」」」

チビッ子と姉妹だけでなく、キャロと優理も驚いていた。
あの2人も楽しみにしてたんだろうな………

「後でエローシュ君達にも教えておかないと………」

「キャロは友達と一緒に回るのか?」

「はい!後、優理も連れて行ってあげようかなって」

「私はレイと一緒に居るからいいよ」
「お兄ちゃんは忙しいの!」

う〜と唸りながら睨みあう2人。

「優理はキャロと一緒にいな。俺もぶっちゃけ生徒会の手伝いとかで忙しいから、相手が出来るかどうか………」
「ぶぅ………」

頬を膨らませる姿は可愛いが、無理なものは無理だ。
第一俺を捜して迷子になりそうだから止めてくれ。

「悪いけど頼むなキャロ」
「任せてください、妹の世話は姉の仕事です!!」
「………誰が妹ですか!?」
「もちろん優理です!」

そして再び唸り合う2人。
何だか和む………

「まあ、そんな感じだから明日も頼むなラグナル、アギト」

『絶対嫌です!!私だけじゃとても面倒見切れません!!』

「アタシもだ!もはや手に負えねえ………」

文句を言う我がデバイス逹。
よっぽど今日の事が堪えたのだろう………

「明日はキャロもいるし頼むよ………」

「えっ!?でも明日私と優理はルーちゃんの家に招待されたんですけど………」

「えっ!?聞いてないよ!!」

「駄目ですよ、みんなに紹介するんですから強制です」

「レイ〜」

「せっかくだから色んな人と会ってみな」

「ううっ………」

まあ何事も経験だ。

「そしてラグナル、アギト、GOODLUCK!」

『マスター!!』
「零治!!」

ガミガミ騒ぐが、決定事項だ
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