第78話 文化祭前日
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
同する。
それを聞いてアリサも元気が出てきた。
「そうね、分かったわ!この事態をみんなで解決しましょう!!」
「うん!みんなでやれば何とかなるよ!!」
アリサとすずかがそう言うと大きな歓声が上がる。
このクラスって意外と団結力あるんだよな………
「予算が足りない………」
早速つまずいた。
原因は簡単な事に予算が無いのだ。
さっきの衣装代が馬鹿みたいに良いものや特殊な物を使っており、その分かなり予算を使っていたみたいだった。
お金の管理は誰がやっていたんだ………
「ごめんね〜どうしてもって言われたから………」
そう言ってみんなに謝る坂巻。
怒りたい気持ちがあるんだが、泣きそうな顔を見るとどうしても怒れない。
「仕方ない、おい彼氏、お前が罰を受けろ」
「ちょ!?待てよ零治!!それはあんまりだ!!」
「だって流石に坂巻には怒れないだろ!!」
「男女差別だ!!」
「やかましい!!」
夜美に怒鳴られ、俺達は静かになった………
「どうしよう………」
流石のアリサもこれにはお手上げみたいだ。
普通に自分逹でお金を出しても良いのだが、文化祭の規則で、割り当てられた予算で文化祭をすると決まっている。
「他のクラスから余ってる材料を貰って来たで」
そんな時、扉を開け、はやて率いる調達係が帰ってきた。
こうなることもある程度予測していたアリサははやてにクラスを中心とした調達を、圭には部長としての立場を使って、部活から調達をしに、それぞれ動いていた。
「どうだった?」
「駄目や、どこもたいして余って無かったわ………もう処分したり壊れた所の補修をするために使うから譲れないらしいねん」
そう言いながら渡した紙袋の中には少量の布しか入っていなかった。
「小林はどうだった?」
「こっちも駄目だ。野球部の出し物もストライクアウトだから布も使ってないし、他の部活にも聞いてみたけど八神と同じ理由でやっぱり駄目だった」
圭もはやても駄目だったみたいだ。
これはまさに八方塞がりだな………
「こうなれば………レイ」
「ん?何だ夜美」
「ライに本物を呼んでやってもらうしか無いんじゃないか?」
「う〜ん、でもな………それにいきなりで来てもらえるのか?」
前で話を聞いていたライに聞いてみる。
「う〜ん、分かんない。一応連絡してみる?」
「ああ、一応聞いてみてくれ」
そう言うとライは携帯を取り出し、どこかへ連絡し始めた。
………幽霊って電話するのか?
「あっ、もしもし総大将?いきなりごめんね、ちょっとお願いがあって………」
総大将?
一体誰に連絡してるんだ………?
「うん、そうなんだ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ