第78話 文化祭前日
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白装束、可愛い傘の帽子など、可愛らしい服が沢山入っていた。
「………これ準備した奴誰だっけ?」
「「「「「「「はい、俺です!!」」」」」」」
手を挙げたのは全員SBS団の面々。
何を勘違いしてるのか、全員とってもいい笑顔だ。
確かに出来はいい………
「苦労しましたよ!!皆の着心地が良いようになるべく上質な布と、男の人へのサービス精神を忘れないようにギリギリの境界線、エロチックなお化け逹でたちまち人気のお化け屋敷に………」
「なのは、星、こいつらにオハナシしてきて。遠慮しなくていいから」
「分かったの」
「分かりました」
冷酷に言うアリサの顔は見事に独裁する女帝みたいだった。
そしてその命令に従う2人はまさしく魔王と冥王。
しかし、7人の男共は嬉しそうに我がクラス誇る魔王と冥王に付いていった。
暫くすると叫び声が聞こえてきて、クラスの空気が重くなった………
俺がやられてるときはこういう風になってたんだ。
しかし、オハナシによってもたらされた重い空気は静かになると一転して普通になる。
このスルースキルこそ、このクラスならではの特徴なのだろう。
触らぬ神に祟り無しって事だな。
「神崎、アンタ責任とって準備しなさい!」
「えっ!?俺は何も………」
「アンタが作ったくっだらない組織のせいでこんな事になったんでしょ!!」
「いや、確かにそうだけど………」
何だか神崎も災難だな。
自身は管理局の仕事が忙しいくて中々顔を出して無かったのに………
「でもアリサ、彼らに裁縫やらせてたのはアリサだったよね?」
「うっ、確かに………」
フェイトの指摘にアリサがたじろぐ。
「で、でも家庭科の授業でも裁縫が得意だったのかアイツらだけだったじゃない?人数的にもちょうど良いし、何かされる前に仕事を押しつけちゃえって思ったのよ………」
確かに俺達のクラスの女子は家庭科の成績が悪い。
みんな良い所のお嬢様ばかりなのが問題なのか、料理はまだしも裁縫に関しては男子の方がレベルが高かった。
流石インドアクラス。
………俺は違うからな!
「だからといって任せきりは不味いだろ………」
「うっ、確かにそうだけど………」
フェリアの厳しいツッコミに何も言えなくなるアリサ。
「だったら両方悪いね〜」
坂巻の言葉にクラスのみんなが賛同した。
「ごめんなさい、そうね………」
そんな反応に自分が悪いと反省したのか、暗くなるアリサ。
「まあ大丈夫だよ、何とかなるって」
「そうだよ、みんなで頑張ろうぜ!!」
「私達に不可能は無いわ!!」
「2−A組に不可能は無い!!」
しかし、良介の言った言葉にみんなが賛
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