『Let's party!の準備・・・ゑ?』
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「・・・作るのは良いとして、材料は何処?」
「のーぷろぐれむ、まゆっちが持ってきたのだ〜」
まゆっち? どちら様で?
「え、えっと!? 黛 由紀江と言います!!」
「おう、俺は鷹槻司桐だ。よろしくな、由紀江さん」
「は、はい! これからよろしくお願いします!」
『まゆっち、あっさり友達獲得といけるんじゃねえか!?』
「そうですね松風! この調子でお友達ゲットです!」
「おぉ〜、新鮮な海の幸だ! 魚はお造りにして、帆立はバター醤油・・・メニューが浮かんでくる」
俺は由紀江さんと松風さんとやらのやり取りを横目に、一人でテンションが上がっていた
「由紀江さん、これ使っていいのか?」
「あ、はい。そのために実家から取り寄せたので」
「そんでは、有り難く調理してきます!」
◇
「鯛と鱸のお造り、海老の塩焼き、あじの南蛮漬け、刺身の盛り合わせ・・・その他諸々だが、こんで良いか?」
『・・・』
「流石、司桐・・・惚れ直した///」
「お〜、お魚いっぱい! 司桐凄いね〜」
「流石、司桐だな! 約一時間でここまでやるとは・・・九鬼家で料理長を務めてみるか?」
京、ユキ、揚羽さん以外は唖然としていた・・・え? 何かヤバいことした?
『あ、ありえねぇぜ・・・普通なら急いでも2時間弱掛かる物を、1時間半でやってのける・・・予想外たぜ』
「その予想外をするのが楽しかったりするんですねコレが」
『ん? オイラの声が聞こえるのか!?』
「ああ、どうせ付喪神とかだろ? 松風だっけ? よろしくな〜」
何故聞こえるかと聞かれても、聞こえるからどうしようもない・・・体質か?
『まゆっちぃ〜! オイラにも友達できたよぉ〜!』
「お〜い、何時までも呆けてないで食え・・・クマちゃんを呼ぶぞ?」
『いただきますっ!』
クマちゃん呼んだら、数分で平らげるだろう・・・ピンク色の悪魔かって
「美味いぞコノ野郎ぅ!」
「キャップ、それ褒めてるんだよね?」
「司桐、ご飯お願い!」
ワン子はよく食べるな〜 姉に負けるなよ
「ワン子、白いの沢山ください って言って」
「?白いの沢山ください?」
「んふふっ、よろしい。はい」
わ〜、ワン子が京の毒牙にかかったよ・・・ワン子なら大丈夫か
その後、揚羽さんや百代姉さんから称賛を貰いながら、夕食は続いた
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