暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第十五話 湯のまち、海鳴温泉   ★
[4/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
はの首がある。
 なのはを殺せる位置。
 その瞬間、反射的に懐に手を入れ投影の準備をしてた。

 おかげで無駄にアルフがいなくなった後もなのは達から妙に視線を感じてる。
 まあ、すずかは俺が裏に関わる人間と知っているからいいとしても、なのはとアリサから言わせればある意味異常ともとれる行動だ。
 油断できない生活を送っていたとはいえ反射的に警戒する癖はどうにかした方がいいかもしれない。

 それからは特にトラブルもなく、のんびりと楽しみました。
 めでたし、めでたし。
 と続けばよかったのだが、のんびりとはいかなかった。
 なぜなら

「いい湯だね〜」
「う、うん」

 なぜかアルフとフェイトと共に風呂に入っている。

 なぜこんなことになったかというと夕飯が終わり、布団に入るまで少し自由な時間があった。
 というわけで露天風呂にやってきたのだ。
 勿論だが、他の方々に気付かれないように細心の注意も払った。
 特に美由希さん。

 で俺が入浴して一分もしないうちに

「え? きゃっ!」

<i523|1315>

「あれ? なんで士郎が居んのさ?」

 フェイトとアルフ登場。
 しかもフェイトもアルフもタオルを巻いていなかった。
 驚きお風呂に跳びこむフェイトと平然としているアルフ。
 アルフ、せめて恥じらいはもってくれ。

「……なんでさ」

 油断した。
 なのは達ではなくてフェイト達の方だったか。

「見ました?」
「いや、すぐに目をそらしたから見てはいない」

 ごめんなさい。
 嘘です。
 歳の割に発育がよく……って違う!
 確かにわくわくざーぶんの時はイリヤの水着に一番どきどきしたけど俺は決してロリではない……はず。
 いや、そもそも肉体年齢は9歳でフェイトと同い年だから問題ないのか?
 ……まずい本格的に頭が混乱してきた。

「と、とりあえず向こう向いててください。出ますから」
「いいじゃんフェイト。
 士郎なら見たりしないだろうし、せっかくこんなとこまで来たんだから少しは楽しまないと」
「だけど…………じゃあ、少しだけ」

 というわけで現在の状況である。
 なんとか混乱からも復活したのだが、も特に会話があるわけでもなく。
 ただのんびりと並んで温泉を楽しむ。

「そろそろ出ますね」
「ああ、そっちにも色々あるだろうが気をつけて」
「はい」
「ほんじゃあね〜」

 さてと俺も十分に堪能したし湯からあがる。
 まあ、予想外のトラブルがあったが良しとしよう。
 そろそろいい時間だし、間違えて美由希さんでも来ようものなら高町家に泊まった時のお風呂の再現になりかねない。
 そう、あの美由希さんの意外にも豊満な……カット
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ