閑話ー現実と仮想の演舞ー
28.ゲームでも現実三昧
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、逆手の剣を一気に振り上げる。一気に振り上げられた長剣からは衝撃波のような光が出現し、ゾンビを吹き飛ばし、猿のモンスターへと続く道が開ける。
長剣を普通に持ち替える、二本の剣の刀身をやや下げ後ろに引き、そのまま床を滑るように猿のモンスターに向かい突進。
片手剣突進技《スライドウォール》
巨大な大剣で突進を防ぐが、二本で放ったスライドウォールを防ぎきれず、猿のモンスターは少しよろける。続けて右の片手剣で猿のモンスターの腹部へと突き刺すし、そこからコンマ1秒遅らせて、左の長剣で突進。
二刀流突撃技《ダブルサーキュラー》
猿のモンスターはうめき声をあげながら大剣で俺を薙ぎ払おうとする。それを二本の剣で受け止めるが吹き飛ばされる。
「クッソっ!!」
かなりのダメージだ。
(ここまで痛覚が起きるってことはやっぱり..........)
俺は再び猿のモンスターへと駆ける。猿のモンスターは巨大な大剣を振り下ろしてくる。それに合わせるように二本の剣の刀身を落とし、そのまま振り上げ、大剣に激突させる瞬間、相手の大剣に沿うようにし、体勢を少し屈め懐に侵入。
その勢いを利用して猿のモンスターの胴体に二本の剣が斬り裂く。
「ぐおおぉぉぉぉ!!」
猿のモンスターが悲鳴をあげ、膝を着き倒れそうになるが大剣を床に刺し持ちこたえる。
「これでトドメだぁぁ!!」
二本の剣を肩に担ぎ、後方からそのまま突撃。
片手剣基本突進技《レイジスパイク》
二本の剣が猿のモンスターを貫き、オブジェクトの光の欠片となり消滅する。
すると空中にPerfect Clear!の文字が浮かび上がる。そして目の前から次々とゾンビが消えていく。
「.........倒した.......のか......」
すると急に体から力が抜け、そのまま俺は意識を失う。
同時刻 半仮想世界コントロール・ルーム
暗いコントロール・ルーム内に二人の男がモニターを確認している。
「いや、さすがだね......彼は」
「まさかこのゲームを攻略するなんてありえないスよ!」
「彼のおかげでいいデータがとれた。さすが茅場先生が選んだプレーヤーだ。...........いつかまた、会えるのを楽しみにしてるよ。...........シュウくん」
「ん.......?」
まだ視界がぼやけてハッキリと見えない。手を伸ばすと何か柔らかいものにあたる。それを握る。
「なんだ?.......これは?」
「きゃぁぁぁ!!」
女の子の悲鳴とともに俺の頬にとてつもない衝撃が走りそのまま飛ばされる。
「グッハ!」
「だ、大丈夫、集也くん?」
地面に倒れる俺を覗き込むスグの
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