閑話ー現実と仮想の演舞ー
28.ゲームでも現実三昧
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で横回転で床を転がり回避。すぐさま俺は立ち上がり猿のモンスターとの距離をとる。
「スグ!!」
俺は叫びながらスグの元へ向かい背中を合わせ止まる。
「どうしたの、集也くん?」
「剣を俺に渡して階段まで走ってくれ。道は俺が切り開くから」
「えっ........?」
当然の反応だ。
「あとで事情は話すから今は俺の言うことを聞いてくれ、スグ」
少し沈黙が広がる。
空気を読んでいるのか、俺たちとの間合いを考えているのかゾンビたちも襲いかかって来ず、その場で止まっている。
「大丈夫.....なんだよね?」
「ああ」
「危険じゃないんだよね......?」
「ああ」
「帰ってくるよね.....?」
「もちろん!」
スグはこちらを振り向き持っていた長剣を俺に渡して微笑む。
「絶対だよ!」
するとゾンビが急に襲いかかってくる。
「スグ、俺の後ろから絶対に離れるなよ」
「うん」
階段の方向に体を向け、二本の剣を肩に担ぎ上げ、二本の剣を前へ突き出し一気に突進する。
片手剣基本突進技《レイジスパイク》を二本の刀で同時に放つ。ゾンビたちは、二本の突進技で一筋の道がひらける。
「走れ、スグ!!」
スグは階段に向かい走る。
スグが階段に到達するまで見続けた。階段に向かう途中にこちらを少し振り向くが俺が見ているのを確認すると再び前を向き階段向かう。
スグが階段に到着したのを確認すると俺はゾンビの大群と猿のモンスターに二本の剣を向ける。
「さて..........狩りの時間だ!」
ゾンビの大群に二本の刀を使い斬り込む。二本の刀を振るいゾンビの大群を次々と切り裂く。
二本の武器を使うことはあってもキリトのように二刀流で戦ったことはない。一度だけ、ALOに出現したアインクラッドの第一層のボス戦でキリトがやられそうだった時にキリトの剣を拾い上げて使ったぐらいであとは現実世界の剣道でやったぐらいだ。
(だが、俺が二刀流を扱えないわけじゃない!!)
「うおぉぉぉ!!邪魔だ!!」
右の剣の突進と、それにコンマ1秒遅れで左の剣で突進する。
二刀流突撃技《ダブルサーキュラー》
突進後、続けて二本の剣を逆手持ちに持ち替え、体を一回転させる。さらに右、左、右、左と交互に剣撃を繰り出し、ゾンビを斬り裂きながら再び猿のモンスターに向かう。
「このっ!いくら倒してもきりがねぇ......」
さっきよりも壁が厚くなっている。
(それなら.........)
俺は右の片手剣を普通に持ち替え、肩に担ぐ。長剣を逆手のまま後ろに引く。そして、ゾンビに向かい突撃。
片手剣基本突進技《レイジスパイク》
さらに突進後
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