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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第十四話 出会いとは突然やってくる   ★
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せる。
 フェイトは恐る恐るといった感じで炊き込みご飯を口に運ぶ。

「ん、おいしい」

 フェイトの顔がほころび、アルフも待ちきれないばかりに食べ始める。
 それを見届けて俺も手をつける。
 うん、いい出来だ。

 結局、フェイトもアルフもきれいに食べきった。
 で食器を片付けているとフェイトが

「て、手伝います」

 と言ってくれたので頷き、一緒に片付ける。
 そんな中

「その、ありがとうございました」
「気にいってくれたならよかった」

 俺の言葉にフェイトははにかんだ様に笑顔を見せてくれた。
 しかしフェイトは良い子だ。
 対しアルフは満腹になったのか椅子に座ってだらけてる。
 少しは主人を見習えというのに

「うい〜、満腹。士郎、今度は肉をお願い」

 しかも注文付きだ。
 まったく。

「アルフ、テーブルぐらい拭いとけ」

 台拭きを投げつける。

「しょうがないね」

 アルフもしぶしぶながらきれいにテーブルを拭いていく。
 なんだかんだでアルフも素直だよな。
 片付け終わった後、俺は新たに料理を始める。
 ちなみにシチューだ。

「今度は何を作ってんだい?」

 アルフが後ろから鍋を覗き込んでいる。
 その横にちゃっかりフェイトもいた。

「何って朝食の準備。さすがに朝は来れないからな」

 朝ごはんは一日の基本なのだ。しっかり取らないと

「よし、あとこれをしばらく煮込んでと。
 フェイト、サラダの準備もしているからシチューを温めて、パンと一緒に食べてくれ。
 アルフ、お前の要望に応えて鶏肉のソテーを準備しておくから朝温めて食べろ」

 幸いにも電子レンジなどはあるからなんとかなるだろう。

「あいよ」
「あなたにそんなことまで」

 アルフと特に気にしていないようだがフェイトは口調が固いな。

「敬語はなし。同い年なんだから」
「で、でも」
「…………」
「そ、その」
「…………」
「わかりま……わかった。士郎」
「よろしい」

 よし。押し勝った。

「夜は可能な限り夕飯の準備に来るからいる様に」
「でもジュエルシードとか」
「何か反論があるのかな? フェイト・テスタロッサ君」
「いえ、ありません」
「よろしい」

 フェイトが頷いたことに満足し、フェイトの朝食などの準備を続ける。

 さて、やることがなんか増えてきているが、まあ何とかなるだろう
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