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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第十四話 出会いとは突然やってくる ★
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はほとんど食事をとってないな」
「う、うん。私が言っても食べてくれないんだ」
やはりか、ゴミ箱の中に明らかに手をつけてないのがあったからもしやと思ったが、結構深刻ではある。
「あの鞭の傷も母親からのものだな」
「ああ、そうだよ。あのババア」
明らかに苛立ちの表情で吐き捨てるアルフ。
しかしアルフがフェイトの虐待をただ見ているとも思えない。
「アルフは止めれないのか?」
「フェイトも大丈夫って言って聞かないし、あのババアの扉は私じゃ突破できない」
つまり手段さえあれば止めれる可能性はあるか。
まあ、今回は特別だな。
「―――
投影、開始
(
トレース・オン
)
」
聖騎士ローランが持ちし、決して折れず、切れ味の落ちないといわれた宝具、デュランダル
それが鞘に入った状態で俺の手に握られる。
それを聖骸布で包み、アルフに差し出す。
「これを使え、これなら大抵のものは叩き斬れる。
だが使う時まで布を外すな。そうすれば魔力も漏れることはない」
「……いいのかい? これをあんたに向けるのかもしれないんだよ」
「それを使う時を間違えば俺は躊躇しない。そう言えばわかるだろう」
これをフェイトを助けること以外、例えばなのは達に向けたりすれば殺すと言っているのだ。
だがアルフは俺の言葉に満足したように頷いた。
さて、俺も準備を始めるとしよう。
立ち上がり台所に向かう。
「何をするつもりだい?」
「フェイトに食材を頼んだからな。夕飯ができる様に道具を揃えておくよ」
アルフに答えながら包丁や鍋、フライパンをどんどん投影していく。
「あんた、この剣もそうだけど一体どこから出してんだい?」
「俺が使えるのは転送系の魔術のみでね。この世界のどこかにある蔵から出してるだけだよ」
「へ〜、なるほどね。
しかしそこには鍋なんかも入ってるのかい?」
「外でも調理器具がいつでも出せるから入れておくと意外と便利だぞ」
「なんか使い方を間違ってる気もするけど」
そんな会話をしている時、なにやらアルフが首を傾げ始めた。
なにか不思議なことがあったか?
術式が違う魔術と魔法だから十分ごまかせると思ったのだが
「いや、それ以前にあんた平然と準備してるけど、料理できんの?」
「ふ、その認識、すぐに改めることになる」
アルフに不敵に笑ってやる。
玄関から音が聞こえた。
フェイトが帰ってきたようだ。
さてお姫様を満足させる料理を作るとしようか。
で完成したのは炊き込みご飯。、味噌汁、焼き魚に肉じゃが。
さらにデザートには白玉粉に餡子をのせ、完全に和食である。
そして三人で
「「「いただきます」」」
手を合わ
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