無印編
第十五話 裏 前 (なのは、忍、すずか)
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「う〜ん、やっぱり、その洋服だと普段とイメージ変わるわね」
「そうかな?」
すずかには分からなかった。確かに今までは私服はすべて白が基調となっている。そこに突然、真っ黒のドレスワンピースを着れば確かにイメージは変わるのかもしれない。なにせ、着ている洋服の色は真逆なのだから。しかし、前哨戦と定めたアリサの評価は上々。好感触と言っていいだろう。これなら、本選である翔太に見せても大丈夫そうだ。
―――ショウくん、可愛いって言ってくれるかな?
そんな風に考えながら、そろそろこの洋服を脱いで着替えようと思っていた矢先、突然ドアをノックする音。まさか、と思ったが、ノックの音は聞きなれたファリンのものだ。ドアに近づくと慎重に鍵を開け、ドアを開く。ドアを開いた先にいたのは予想通り、メイド服に身を包まれたファリンだった。その表情はやや困惑に近い。
「すずかお嬢様ぁ」
「どうしたの?」
「あ、あの高町様と蔵元様が参られたんですけど、どうしましょう?」
―――本当にどうしてこんな時に?
まさかの本命登場にすずかも絶句するしかなかった。
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