無印編
第十四話
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「大丈夫だよ。もう、お互い解決したし、謝ってもらったし、もう大丈夫だから」
昼休みが終わった後、ケンジくんが僕の隣に立つと、ぼそりと悪かったな、と告げてくれたのだ。僕としては、皆に謝罪した時点で僕の謝罪に関しても終わっていると思っていたので、それで手打ちとなっている。当然、先生にもそれで報告している。
だから、ここでなのはちゃんに波風を立たせるわけには行かないのだ。
少しの間、なのはちゃんは無言だった。何かを考え込んでいるようにも見えるが、やがて、顔を上げると彼女の顔は無表情ではなく、最初の笑みを浮かべていた。
「うん、ショウくんがそう言うなら」
よかった、どうやら彼女は納得してくれたようだった。
もし、あのままだったら、本当にどうなったか分からない。今回はなのはちゃんの物分りのよさに助けられた形だ。
「よかった。それじゃ、今日も頑張っていこうか」
「うんっ!」
僕たちは、外へと駆け出す。未だ見つからない残り16個のジュエルシードを捜し求めて。
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