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バカとテストと召喚獣 〜失った少年〜
第1章 僕と文月学園。
二時間目    自己紹介
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してしまいまして.....」
熱...?大丈夫なのかな...?
そしてなぜか、クラスのあちらこちらから言い訳の声が上がった。
『そういえば、俺も熱が出たせいでFクラスに』
『ああ。化学だろ?アレはむずかしかったな。』
『俺は弟が事故に遭ったと聞いて実力を出しきれなくて』
『黙れ一人っ子』
『前の晩彼女が寝かせてくれなくて』
『今年1番の大嘘をありがとう』
バカばっかりだ。※自分も
「で、ではっ、1年間よろしくお願いしますっ!」
姫路さんは逃げるように僕の左前の席に着いた。
近い...これは近い...!
「き、緊張しましたぁ〜...」
話しかけるべきだろうか。
と、ぼくの前の吉井くん(?)が口を開いた。
「あのさ、姫―」
「姫路」
吉井くんの声にかぶせるように吉井くんの隣にいた人が声をかけた。
これはまた...野性味たっぷりなひとだな...
「は、はいっ。何ですか?えーっと...」
「坂本だ。坂本雄二。よろしく頼む。」
へぇ〜。坂本くんっていうのか〜。
「あ、姫路です。よろしくお願いします。」
礼儀正しいんだな〜姫路さん。
「ところで、姫路の体調は未だに悪いのか?」
「「あ、それ僕も気になる」」
しまった!つい口をはさんでしまった。
あ、吉井くんも気になるんだな。
「すみません。織斑って言います。よろしくお願いします。」
「坂本だ。よろしく頼む。」
おお、いい人だ!
「吉井です。よろしくっ」
おお、やっぱりいい人だ!
「坂本くん、姫路さん、吉井くんよろしく。」
挨拶が終わったところで吉井くんがはなしだした。
「で、姫路さん大丈夫なの?」
吉井くんが聞くと、
「よ、吉井くん!?」
姫路さんが驚いていた。なぜだろう。
「姫路、明久がブサイクですまん。」
「どんまい、吉井くん。結構イケメンだから安心して。」
ついはげましてしまった。
「うう..ありがとう織斑君。でもどんまいのあとにそれってなにかおかしい気が..」
「そ、そんな―」
姫路さんまで励ましているらしい。
「そういわれると、―」
坂本くんまで何かいっている。
「俺の知人にも明久に興味を持っている奴がいたような気もするし」
羨ましい。
「え?それはだれ―」
「そ、それって誰ですかっ!?」
さすがは年頃の女の子。この手の話題に敏感だね。
「たしか、久保―」
さて、木刀は持ってきたかな。
「利光だったかな。」
「どんまい、吉井くん。」
多分、名前からして男だろう。
「.........」
「おい、明久。声を殺してさめざめと泣くな」
本当に...どんまい...。
「半分冗談だ。安心しろ。」
残り半分はなんだ?
「え?残り半分は?」
「ところで姫路。体は大丈夫なのか?」
「あ、はい。もうす
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