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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『二度目の邂逅』
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「お〜あのセリフか……」
俺はなのは達の戦いを少し離れたビルの屋上から見学している。
確かに話し合うだけでは何も変わらないかもしれない……だが話し合う事でわかり会えたり、戦う事以外で出来る事はあるはずだと俺は思う……いや……思いたい!
「しっかし……あの歳であんな戦闘が出来る奴らなんてアイツらぐらいだな……」
零の視線の先には、
「ディバインバスター!!」
なのはが桜色の砲撃を放ちフェイトの砲撃を飲み込むが、
「ハアァァァッ!!」
フェイトは上空に飛び迫り来る砲撃魔法をかわし高速でなのはに迫る。
「よろしいのですか?」
傍観していた俺に千歳が話し掛ける。
「ん? あぁ……あの子達の戦いに俺が入るわけにはいかないさ……まぁ危なくなったら助けるがな」
「そうですか……」
渋々といった感じで引き下がる千歳、彼女もなのは達の事を大切に思っているためにあまり危険な事をさせたくはないようだ。
「それに俺が乱入したら即効で終わっちまうしな」
今のまだ未熟な彼女達なら数秒で勝てる自信があるぞ。
まぁ……今後はわからないけどね……。
「それもそうですね」
「どうやら終わりのようだな」
零の見つめる先には、
「うぅ……」
首筋にフェイトの武器を突き付けられたなのはの姿があった。
そしてなのはの持つ杖レイジングハートからジュエルシードが排出される。
「レイジングハート!?」
相棒たるデバイスの勝手な行動に驚くなのは。
「ご主人様思いの良いデバイスだね」
フェイトはジュエルシードを受け取り、
「もう……私達に関わらないで……」
そういってこの場から飛び去る。
その際に俺に向かってウィンクをしながら……。
「やれやれ……慰めに行くとしますか……」
俺はなのはのいる場所に向かって飛び、
「お疲れ様」
頭にポンと軽く手を乗せ声をかける。
「また負けちゃった……」
ションボリとした雰囲気で項垂れるなのは……心なしかなのはのトレードマークであるツインテールもへにゃっと力無く垂れ下がっている気がする。
「そうだね」
「私じゃダメなのかな?」
泣きそうな顔をしたなのはの頭を撫で、
「さぁねぇ……ただ……なのははどうしたい?」
なのは自信がどうしたいのかを俺は問う。
「私は……あの子とお話しをしたいの……」
「そうか……」
「………」
無言ではあるが決意を込めた瞳を見せるなのは。
「なら……今より強くなろうか」
「うん」
「俺もちゃんと手伝うから安心しなさい」
いっそ魔改造してやろうかな?
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