暁 〜小説投稿サイト〜
ゲームの世界に入った俺は伝説のサムライになりました。
2話 侍は断れない。
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。
「さあ、選びな。ここで俺に叩き潰されるか、大人しく家に帰るかを……」
「ひ、ひーー!!殺されるーーー!!助けてくれーーー!!!」
「ま、待つんだな!リーダーの僕ちんを置いていかないで欲しいんだな!!」
切り裂かれる武器に魔法。
彼の強さ本物で、千のモンスターを斬ったという話も信じられるほど強く
二人の外道を追い払う時も、まるでドラゴンが目の前に居るような
錯覚がしました。
しかし、何故でしょうか?
二人が逃げたのを確認した彼が刀を鞘に戻した瞬間、彼の紅い瞳は黒くなり
雰囲気も柔らかくなって、村の人達にもみくちゃにされる彼は
どこにでもいそうな謙虚な青年となりました。
紅き目を輝かせ、戦う彼と今の彼……一体どっちが本物なのでしょうか?
彼に関して気になることは他にも沢山あるけれど今は……。
「姉様!姉様も早く広場に行こうよ!!」
「はいはい。わかったから、走るのはやめなさい。」
今は私達家族の恩人にお礼をしましょう。
☆☆
「もう!ポッポさんの責任っすよ!!俺の義眼を鬼眼にして
『鬼眼のキョウ』に成りすまそうだなんて言うから!!」
「うるさいんだな!お前もノリノリだったんだな!!」
「なんだと!この豚野郎!!
もう嫌だ!!俺はパーティーを抜けさせてもらう!!」
「あ!待つんだな!」
「うるせぇ!」
「あぶぅ!?」
口論の末、部下の侍に殴られて倒れる僕ちん。
何でスーパーエリートである僕ちんがこんなめにあわなくちゃいけないんだな……。
頭の中に浮かんでくるのは紅の瞳を持つバケモノ。
「あいつのせいなんだな」
そうだ。
あいつさえいなければ、僕ちんはレヴィアたんとイシュラたんと友愛し、
雄
(
オス
)
プレイすることが出来たのに……。
復讐してやる……。
そうと決まれば…まずはパーティーメンバーと資金集めなんだな。
バケモノに復讐を決めた僕ちんは復讐のための準備をする為に
とある場所にむかって歩き出した。
そう……僕ちんの目的を最も早く達成できる闇ギルドへ……。
夕日を背に消えていくポッポ。
彼は再び登場するのか?それともしないのか?
それは……
読者様の反応しだいで……
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